この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
福田美蘭(ふくだみらん 1963-)は、東京藝術大学を卒業後、最年少での安井賞や国際展での受賞等、国内外での活躍を通して独自の作風を切り拓き、絵画の新たな可能性に挑戦し続けています。人びとの固定観念を覆し、新たなものの見方や考え方を提案する福田の芸術は、単なる絵画という枠にとどまらず、豊かな発想力によって独自の展開を遂げてきました。
これまでも日本美術をもとにイメージを広げた作品を多く発表してきた福田ですが、本展では、千葉市美術館のコレクションから、自らが選定した江戸から明治時代の美術をきっかけに、新たに創作された作品を中心に展示します。福田は、もとになった日本美術をどのように写し、読み解き、このように思いもよらぬ絵画を生み出していくのでしょうか。
周密な観察力や入念なリサーチに基づく精緻な表現と自由な発想とが共存する福田の新たな作品は、私たちの日本美術への眼差しを更新するとともに、作品を鑑賞するとは何かということを改めて考えさせてくれるでしょう。この作家の新作とともに、発想元となった千葉市美術館のコレクションも同時に展観します。
本展は、2001年の世田谷美術館、2013年の東京都美術館以来の大規模な個展となります。福田の飽くなき探究心をもって制作された作品を通して、コレクションの意義を見直すとともに、美術館という場における私たちの体験そのものを問い直す契機になればと願っています。
◆福田美蘭
1963年東京生まれ。1985年東京藝術大学美術学部絵画科油画卒業、1987年東京藝術大学大学院修士課程修了。1989年に新人洋画家の登竜門とされる安井賞を最年少で受賞、1991年第7回インド・トリエンナーレにて金賞受賞。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 |
2021年10月2日(土)〜2021年12月19日(日)
|
|---|---|
| 会場 |
千葉市美術館
|
| 住所 | 千葉県千葉市中央区中央3-10-8 |
| 時間 |
10:00〜18:00
(最終入場時間 17:30)
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| 休館日 |
毎月第1月曜日(祝日の場合は翌日) 10月11日(月)、11月15日(月) |
| 観覧料 | 一般 1,200円(960円) 大学生 700円(560円) 小・中学生、高校生 無料
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| TEL | 043-221-2311 |
| URL | https://www.ccma-net.jp/ |
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出展作品・関連画像IMAGES
福田美蘭《風俗三十二相 けむさう 享和年間内室之風俗》印刷物にアクリル絵具、ミクストメディア 2020年
月岡芳年《風俗三十二相 けむさう 享和年間内室之風俗》大判錦絵 明治21年(1888) 千葉市美術館蔵
福田美蘭《見返り美人 鏡面群像図》パネルにアクリル絵具 2016年 平塚市美術館蔵
福田美蘭《大津絵-雷公》パネルにアクリル絵具 2014年 群馬県立館林美術館蔵
伊藤若冲《雷神図》紙本墨画 宝暦-明和期(1751-72)頃 千葉市美術館蔵
福田美蘭《二代目市川団十郎の虎退治》パネルにアクリル絵具 2020年
鳥居清倍《二代目市川団十郎の虎退治》大々判丹絵 正徳3年(1713)頃 千葉市美術館蔵
福田美蘭《大江山の酒吞童子退治》パネルにアクリル絵具 2019年
菱川師宣《酒呑童子 褒賞》大判墨摺筆彩 延宝(1673-81)末期 千葉市美術館蔵