開発好明 ART IS LIVE
―ひとり民主主義へようこそ

東京都現代美術館

  • 開催期間:2024年8月3日(土)〜2024年11月10日(日)
  • クリップ数:16 件
  • 感想・評価:1 件
開発好明 ART IS LIVE―ひとり民主主義へようこそ 東京都現代美術館-1
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《ART IS LIVE》2024年 撮影:谷岡康則
《未来郵便局》「ヨコハマトリエンナーレ2011」特別連携プログラム「新・港村~小さな未来都市」(BankART Life III)での展示風景 2011年
府中市美術館 開発好明公開制作 共同制作プロジェクト「ドラゴンチェアー」2008年
《発泡苑 in ウィンタートゥーア》「The light art exhibition in Winterthur」展 (ウィンタートゥーア/スイス)での展示風景 2007年
《政治家の家》福島県南相馬市 2012年
作家ポートレート
ドクメンタ9でのパフォーマンス 1992年 撮影:生井かずしろ
《都会生活者のオアシス》ZOOM ゼクセルアートスペースでの展示風景 2000年 撮影:谷岡康則
木場のダメパンダ
開発好明 ART IS LIVE―ひとり民主主義へようこそ 東京都現代美術館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

都内美術館初となる開発好明(かいはつよしあき 1966-)の大規模個展「開発好明 ART IS LIVE―ひとり民主主義へようこそ」が開催されます。開発はそのキャリアの最初期となる1990年代より、日常生活や社会現象など身の回りの出来事への関心を起点に、コミュニケーションを内包、誘発する表現活動を継続してきました。

その形態は、絵画、写真、パフォーマンス、インスタレーションの制作のみならず、日々のライフワーク、学校や地域でのワークショップ、毎年3月9日をアートの記念日とする「39(サンキュー)アートの日」の発案・提唱など多岐にわたります。その中でも継続的に行っているプロジェクトでは、開発の活動の背景にある哲学を垣間見ることができます。自分や友達に書いた手紙が1年後に届く《未来郵便局》、「誰もが先生・誰もが生徒」を合言葉に授業が行われる《100人先生》、地下スタジオに様々なゲストを招く《モグラTV》は、郵便、教育、マスメディアといった既存のフォーマットを模しながらも、メッセージの発信者と受け手の間に等価の関係があることを示唆します。

府中市の学校から始めたワークショップ「ドラゴンチェアー」では、こどもたちが、他人におもねることなく自己表現した椅子を数十メートルにも連ね、ドラゴンを出現させました。2011年には作家仲間や友人たちとともに、阪神淡路大震災で被災した西日本から東日本大震災と福島第一原発事故の被災地まで義援金を集め移動するチャリティー展覧会「デイリリーアートサーカス」(2011、2012、2013、2014)を実施しました。被災地域の人々との関わりあいや現地での体験はその後、《政治家の家》(2012-)、失われてゆく地域言葉を収集する《ことば図書館》など様々な福島でのプロジェクトへと繋っていきました。これらは個々の小さな声に向き合い淡々と自分にできることを継続する、開発流の「寄り添うアクティヴィズム」とも言えます。

このように社会構造や制度、共同体、出来事への個人的な介入という身振りは、開発の実践の大きな特徴の一つとなり、その姿を故・池田修氏(元BankART代表)は「ひとり民主主義*」と呼びました。一人(ひとり)と、皆の参加を前提とする民主主義という言葉は一見相反するように思えるかもしれません。しかし一致団結した運動体ではないからこそ、個々がお互いに反応(リアクション)することができ、それが連鎖的に人々を巻き込むことで活動(アクション)が生まれていくのです。そこに開発の表現の醍醐味があるといえるでしょう。

こうした開発の膨大かつ多彩な表現活動は、美術館での収蔵や展示が前提とされていないものも多く、その経歴を俯瞰する機会は30年以上のキャリアの中でも限られてきました。本展では、日々の出来事や社会の変化に生身で向き合ってきた開発の作品・プロジェクトから約50点を紹介し、「ひとり民主主義」の世界に来場者を歓迎します。

* 池田修「ひとり民主主義」『開発好明』BankART1929、2014年より

開催概要EVENT DETAILS

会期 2024年8月3日(土)〜2024年11月10日(日)
会場 東京都現代美術館 Google Map
展示室企画展示室 3F
住所 東京都江東区三好4-1-1
時間 10:00〜18:00 (最終入場時間 17:30)
  • ※11月8日(金)・9日(土)は20:00まで延長開館
休館日 月曜日、8月13日、9月17日、9月24日、10月15日、11月5日
※ただし8月12日、9月16日、9月23日、10月14日、11月4日は開館
観覧料 一般 1500円(1,200円)
大学生・専門学校生・65歳以上 1,100円(880円)
中高生 600円(480円)
小学生以下 無料
  • ※( )内は20名以上の団体料金
    ※本展チケットで「MOTコレクション」も観覧できます
    ※小学生以下の方は保護者の同伴が必要です
    ※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方2名までは無料になります
    ※ 毎月第3水曜(シルバーデー)は、65歳以上の方は無料です(チケットカウンターで年齢を証明できるものを提示)
    ※家族ふれあいの日(毎月第3土曜と翌日曜)は、18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住を証明できるものを提示/2名まで)の観覧料が半額になります
TEL03-5245-4111 (代表)
URLhttps://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/art-is-live/

東京都現代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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《ART IS LIVE》2024年 撮影:谷岡康則

《未来郵便局》「ヨコハマトリエンナーレ2011」特別連携プログラム「新・港村~小さな未来都市」(BankART Life III)での展示風景 2011年

府中市美術館 開発好明公開制作 共同制作プロジェクト「ドラゴンチェアー」2008年

《発泡苑 in ウィンタートゥーア》「The light art exhibition in Winterthur」展 (ウィンタートゥーア/スイス)での展示風景 2007年

《政治家の家》福島県南相馬市 2012年

作家ポートレート

ドクメンタ9でのパフォーマンス 1992年 撮影:生井かずしろ

《都会生活者のオアシス》ZOOM ゼクセルアートスペースでの展示風景 2000年 撮影:谷岡康則

木場のダメパンダ