この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
「永遠なんてあるのでしょうか」。
この言葉は、青山悟が近年取り組んでいるテーマ、時代とともに 社会から姿を消そうとしている様々な「消えゆくもの」への問い かけのメッセージです。
青山は、目黒区出身の現代美術作家です。彼は、刺繍というおよそ美術作品の制作のために用いる技法とは程遠い手段で作品を制作しています。手仕事としての刺繍が、ミシンという工業機械に取って代わられることには、現代社会における労働や資本主義の問題が示唆されると同時に、ミシンで大量生産される製品と美術作品の違いとは何かという問題も示されています。
さらに青山の作品は、刺繍は女性がするものという伝統的な男女の役割に対しての問題も浮かび上がらせます。50代である青山の展覧会名のサブタイトルが「刺繍少年」となっていることには、ジェンダー、エイジズム(年齢差別)の問題も暗示されています。青山は、刻一刻と変化する私たちの生きる社会が抱える様々な問題に対し、常に敏感に反応し、ミシン針でチクリと風刺をきかせます。
この度は、目黒区内の青山の出身校を描写した初期の作品から新作までを展示します。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2024年4月20日(土)〜2024年6月9日(日) |
|---|---|
| 会場 |
目黒区美術館
|
| 住所 | 東京都目黒区目黒2-4-36 |
| 時間 |
10:00〜18:00
(最終入場時間 17:30)
|
| 休館日 |
月曜日 、4月30日(火)・5月7日(火) ※ただし、4月29(月・祝)・5月6日(月・休)は開館 |
| 観覧料 | 一般 900円(700円) 大高生・65歳以上 700円(550円) 中学生以下 無料
|
| TEL | 03-3714-1201 |
| URL | https://mmat.jp/ |
目黒区美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都目黒区目黒で開催中の展覧会
出展作品・関連画像IMAGES
青山悟《東京の朝》2004年 ポリエステルに刺繍(コットン、ポリエステル糸)中尾浩治蔵
撮影:宮島径 ©AOYAMA SATORU, Courtesy of Mizuma Art Gallery
青山悟《News from Nowhere (Labour day)》2019年
シルクスクリーンプリントに刺繍、ドローイング 個人蔵
撮影:宮島径 ©AOYAMA SATORU, Courtesy of Mizuma Art Gallery
青山悟《N氏の吸い殻》2023年 ポリエステル・オーガンジーにミシン刺繍 作家蔵
撮影:宮島径 ©AOYAMA SATORU, Courtesy of Mizuma Art Gallery
青山悟《Map of The World (Dedicated to unknown Embroiderers)》2014年
ポリエステルにポリエステル糸と蓄光糸で刺繍 野村道子(ワイルドスミス美術館)蔵
撮影:宮島径 ©AOYAMA SATORU, Courtesy of Mizuma Art Gallery
青山悟《About Painting》2014-2015年 紙にポリエステル糸で刺繍
タグチアートコレクション タグチ現代芸術基金蔵
撮影:宮島径 ©AOYAMA SATORU, Courtesy of Mizuma Art Gallery