この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
演劇の確信犯にして永遠の不満分子――佐藤信は自分自身をこう呼びます。佐藤は 1960年代末に演劇センター68を結成。「運動としての演劇」というテーゼを掲げ、黒色テントによる旅公演を開始しました。時に、それは闘いを伴う旅でした。『阿部定の犬』の沖縄公演を巡る裁判闘争をきっかけに、佐藤たちは意識的に公有地を使用してテント公演を行う「公有地闘争」を展開。この経験は、その後、設立と運営に携わった、世田谷パブリックシアターや座・高円寺など数々の劇場の構想に大きな影響を与えます。
また、半世紀以上にわたって、演出家として手掛けた作品は演劇のみならず、オペラやレビュー、舞踊など多岐にわたります。さらに佐藤は戦後、緊張関係にあったアジア諸国と共同制作などの交流を積極的に行い、現在もアートセンター若葉町ウォーフを拠点に若手アーティスト同士をつなぐネットワークを築いています。
本展は、佐藤家から寄贈された学生時代のノートや手稿、黒テント作品の上演台本、貴重な舞台映像を通して、佐藤信という今日の舞台創造環境に多大なる影響を与えた演劇人が歩んだ創作の軌跡をたどります。演劇の確信犯、佐藤信は何を問い、どのような未来を思い描いているのでしょうか。佐藤信を特集する展示としては本邦初となる本企画にぜひ足をお運びください。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2023年5月6日(土)〜2023年8月6日(日) |
|---|---|
| 会場 |
早稲田大学演劇博物館
|
| 住所 | 東京都新宿区西早稲田1-6-1 |
| 時間 |
10:00〜17:00
|
| 休館日 |
5月10日(水) 6月7日(水)、6月21日(水) 7月5日(水)、7月17日(月)、7月19日(水) |
| 観覧料 | 無料 |
| TEL | 03-5286-1829 |
| URL | https://enpaku.w.waseda.jp/ |
早稲田大学演劇博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
公有地裁判デモ(那覇市、1975年、 劇団黒テント所蔵)
黒テント設営風景(1987年11月10日 『逆光線玉葱』金沢公演本多公園に 於いて、撮影:田村正昭、劇団黒テント 所蔵)
『亡国のダンサー』(2017年、撮影: 姫田蘭、劇団黒テント所蔵)
『ブランキ殺し上海の春』ポスター (1979年、デザイン:平野甲賀、劇団 黒テント所蔵)
『イスメネ』原稿
『ストーリーのあるRAKUGAKI ドタぐつ の宇宙旅行』より(1959年)
『喜劇昭和の世界三部作』構想ノート