この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
戸谷成雄(とやしげお 1947- 長野県上水内郡小川村生まれ)は、日本の現代彫刻を代表する存在として、「彫刻とはなにか」を問う根源的な思索を深めながら、精力的に作品を発表しています。
長野県での初めての個展となる本展では、戸谷成雄の初期から近年の作品まで代表作を含め約30点を、年代順ではなく展覧会のコンセプトに合わせて展示します。
特に戸谷の壮大な彫刻観へのいとぐちとして、「表面」や「構造」といった独自の彫刻概念に、日本語の言語構造への深い思索が反映されていることに焦点を当てます。この思索は、戸谷自身の言葉にしばしば表明されてきましたが、作品を目の前に語られる機会はあまり多くありませんでした。日本の社会について戸谷が常に抱く問題意識は、言語学や人類学の方法論をもちいて社会の構造のありかたを問うという、世界的な思想のながれに合致し、彫刻家自身の彫刻概念と共振しました。
1980年代半ばから始められた「森」シリーズに見られるように、チェーンソーで木材の表面を刻んだ大型の木彫作品がよく知られていますが、作品の基本的な考え方は、戸谷が彫刻家をこころざした1970年代にすでに形成されました。当時、国内外で展開されていた現代美術では、旧来の絵画や彫刻が事実上否定され、美術そのものの在り方が問われていました。戸谷はいわゆる制度として解体された彫刻を、時代や地域の枠を乗り越え、その起源から見つめ直しています。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2022年11月4日(金)〜2023年1月29日(日) |
|---|---|
| 会場 |
長野県立美術館
|
| 展示室 | 展示室 1・2・3 |
| 住所 | 長野県長野市箱清水1-4-4 (善光寺東隣) |
| 時間 |
9:00〜17:00
(最終入場時間 16:30)
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| 休館日 |
水曜日(※ただし、11月23日は開館) 11月24日(木) 年末年始 12月28日~2023年1月4日 |
| 観覧料 | 一般 1,000円(900円) 大学生及び75歳以上 700円(600円) 高校生以下又は18歳未満 無料
|
| TEL | 026-232-0052 |
| URL | https://nagano.art.museum/ |
長野県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
巡回展TRAVELING EXHIBITION
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出展作品・関連画像IMAGES
戸谷成雄《森Ⅸ》2008年 220×30×30cm(30pcs) 木、灰、アクリル ベルナール・ビュフェ美術館蔵
撮影:山本糾 (ヴァンジ彫刻庭園美術館「戸谷成雄 洞穴の記憶」展示風景)
戸谷成雄《雷神—09》 2009年 932×170×155cm 木、灰、アクリル、ガラス 作家蔵
撮影:山本糾 (ヴァンジ彫刻庭園美術館「戸谷成雄 洞穴の記憶」展示風景)
戸谷成雄《POMPEII‥79》 〈Part1〉 1974/1987年
15×60×60cm、45×45×170cm(4pcs) コンクリート(板) 作家蔵 撮影:戸谷成雄
戸谷成雄《視線体―積》 2021年 142×171×201cm、 木、灰、アクリル
作家蔵 Copyright the artist Courtesy of ShugoArts
戸谷成雄《射影体》 2004年 197x310x67cm 木、灰、アクリル
作家蔵 Copyright the artist Courtesy of ShugoArts
戸谷成雄《森の象の窯の死》 1989年 230×560×62cm 木、灰、アクリル
東京都現代美術館蔵 撮影:山本糾
戸谷成雄《双影体Ⅱ》2001年 73×84×850cm 木、灰、アクリル 愛知県美術館蔵
撮影:武藤滋生 Courtesy of ShugoArts (ライスギャラリーby G2展示風景)