この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
具体美術協会は、1954年、兵庫県の芦屋で結成された美術家集団です。画家の吉原治良(1905-72)を中核に据えたこの集団は、絵画をはじめとする多様な造形実践をとおして、「われわれの精神が自由であるという証を具体的に提示」しようとしました。吉原による指導のもと、会員たちがそれぞれの独創を模索した18年の軌跡は、いまや国内外で大きな注⽬を集め、戦後日本美術のひとつの原点として、なかば神話化されるに至っています。
本展覧会は、そんな具体の歩みを、「分化」と「統合」というふたつの視点からとらえなおす試みです。誰の真似にも陥らず、互いに異質であろうとしながら、あくまで⼀個の集団としてまとまろうとするその姿勢は、吉原の考える美術のあるべき姿、つまり「人間精神と物質とが対立したまま、握手」している状態とも、重なりあうものだと言えるでしょう。
大阪中之島美術館と国立国際美術館、2会場によって構成される本展覧会は、具体の活動拠点である「グタイピナコテカ」が建設された地、大阪の中之島で開催される初の大規模な具体展です。大阪中之島美術館で具体を「分化」させ、それぞれの独創の内実に迫りつつ、国立国際美術館では具体を「統合」し、集団全体の、うねりを伴う模索の軌跡を追う。それによって⽬指すのは、新しい具体の姿を提示することにほかなりません。解散後50年となる2022年、「すべて未知の世界へ」と突き進んでいった彼ら/彼女らのあゆみをご覧ください。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2022年10月22日(土)〜2023年1月9日(月・祝) |
|---|---|
| 会場 |
国立国際美術館
|
| 展示室 | 地下2 階展示室 |
| 住所 | 大阪府大阪市北区中之島4-2-55 |
| 時間 |
10:00〜17:00
|
| 休館日 |
月曜日 12月28 日(水)~1月3日(火) ※ただし、1月9日(月・祝)は開館 |
| 観覧料 | ⼀般 1,200円(1,000円) 大学生 700円(600円) 大阪中之島美術館との共通券 2,500円
|
| TEL | 06-6447-4680(代) |
| URL | https://www.nmao.go.jp/events/event/gutai_2022_nakanoshima/ |
国立国際美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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また、会期が変更など開催情報に変更が生じる場合がありますので、お出かけの際には、公式サイトにて最新情報をご確認ください。
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出展作品・関連画像IMAGES
村上三郎「作品」1957年 芦屋市立美術博物館
©MURAKAMI Tomohiko
吉原治良「作品C」1971年 大阪中之島美術館
山崎つる子「Work」1960年 国立国際美術館
ヨシダミノル「JUSTCURVE '67 Cosmoplastic」1967年 高松市美術館
今中クミ子「赤と黄」1966年 国立国際美術館
金山明「作品」1954年 東京都現代美術館
©Kanayama Akira and Tanaka Atsuko Association
田中敦子「作品1964」1964年 宮城県美術館
©Kanayama Akira and Tanaka Atsuko Association
正延正俊「作品」1960年 国立国際美術館
吉田稔郎「SPRAY」1961年 高松市美術館