この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
写真発祥地をとらえた初期写真を核に幕末・明治の姿を再構築する連続展の第二弾として「写真発祥地の原風景 幕末明治のはこだて」を開催します。
写真発祥の地は、写真との関わりが永く、膨大な写真が堆積しています。本シリーズ展では特に初期写真に注目し、写真と資料から、近代へと推移する日本の輪郭を再構築する試みです。
約150年前に江戸時代は終焉し、日本は近代国家へ歩みを進めました。北端の港湾都市であった箱館は、江戸時代後期に幕府の拠点が置かれ、蝦夷地経営や箱館戦争、開港といった歴史事象のなかで重要な役割を担うこととなります。1869年に蝦夷地は北海道と命名され、箱館も函館に改称されました。幕末期には、ロシア人より伝えられた技術を起点に写真文化が華開きます。最初の写真家である木津幸吉をはじめ、田本研造、武林盛一、井田侾吉などの在住する写真家と、野口源之助やライムント・フォン・シュティルフリートら来訪する写真家たちは函館の人々や街、文化を撮影しました。田本研造は、その技術を池田種之助ら弟子たちに伝え、弟子たちは函館に限らず北海道各地にその跡を残し、現代にその姿を伝えています。
本展は、幕末から明治の激動の地「はこだて(箱館・函館)」を、新たな切り口で捉え直す試みといえるでしょう。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2022年3月2日(水)〜2022年5月8日(日) |
|---|---|
| 会場 |
東京都写真美術館
|
| 住所 | 東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内 |
| 時間 |
10:00〜18:00
|
| 休館日 |
月曜日 ※ただし5月2日は開館 |
| 観覧料 | 一般 700円(560円) 学生 560円(440円) 中高生・65歳以上 350円(280円)
|
| TEL | 03-3280-0099 |
| URL | https://topmuseum.jp |
東京都写真美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
ライムント・フォン・シュティルフリート《HAKODADI》 明治5(1872)年 鶏卵紙 東京都写真美術館蔵
浅野文輝《函館真景》 明治15(1882)年 多色刷木版 函館市中央図書館蔵
田本研造カ《フランス軍士官と旧幕府脱走軍士官》 明治元(1868)年~明治2(1869)年 鶏卵紙 函館市中央図書館蔵
月岡芳年《諸国武者八景 函館港》 明治4(1871)年 多色刷木版 函館市中央図書館蔵
田本研造《函館のパノラマ》 明治22(1889)年頃 鶏卵紙 東京都写真美術館蔵
井田侾吉《花ゴザを編むアイヌ(女性)》 明治10(1877)年頃 鶏卵紙 函館市中央図書館蔵
(展示風景)撮影:新井孝明
(展示風景)撮影:新井孝明