泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展Ⅱ
光陰礼讃 モネからはじまる住友洋画コレクション
- 開催期間:2022年5月21日(土)〜2022年7月31日(日)
- クリップ数:66 件
- 感想・評価:13 件
この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
住友コレクションの一角を占める近代洋画は、住友吉左衞門友純(春翠)が明治30年(1897)の欧米視察中のパリで印象派の画家モネの油彩画2点を入手した事に始まります。このとき購入した西洋絵画などを、明治36年に完成した住友須磨別邸(洋館)に並べることになりますが、春翠は各部屋の用途や性格に応じた絵を飾っていくことを計画していきます。
収集の手立ての一つとしたのが、パリ留学を支援していた洋画家・鹿子木孟郎を仲介者としたことでした。鹿子木は当時パリ画壇で活躍する巨匠たちの名画を住友に届けたのでした。その中心は、ジャン=ポール・ローランスなどフランス・アカデミーの古典派の絵画です。19世紀末のフランス絵画は、印象派の台頭とともに古典的写実派が次第に衰退していく様相を示すことになりますが、住友洋画コレクションには同時代の印象派と古典派の作品がともに揃って収集されているところに特徴があります。
本展は、光を追い求めた印象派と陰影表現による実在感を追究した古典派を「光陰」と捉え、この「光陰」二つの流れから滋養を受けて展開した近代洋画の数々を、初公開の作品を含めて紹介するものです。
春翠が開いた洋画コレクションはその後、関西洋画壇をリードした浅井忠やその門下生たちの作品、また東京美術学校で学び、明治末から大正期にパリに留学して帰朝後に日本の洋画を切り拓いた青年画家たちの作品が順次加えられていきますが、その収集の遺志は春翠の子息たちに継承され、岸田劉生や、ピカソやルオー、また日本のフォーヴを担った画家たちの魅力ある絵画が継続的に住友家にもたらされたのです。
こうして集められた住友洋画コレクションを「光陰礼讃」と題し、近代絵画史の流れにそって紹介するものです。「光陰」とは本来「歳月」や「月日」の謂いですが、明治・大正・昭和という激動の時代を経て今に伝わる作品たちがくぐり抜けてきた歳月にも思いを馳せていただければ幸いです。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2022年5月21日(土)〜2022年7月31日(日) |
|---|---|
| 会場 |
泉屋博古館東京
|
| 住所 | 東京都港区六本木1丁目5番地1号 |
| 時間 |
11:00〜18:00
|
| 休館日 |
月曜日 ※7月18日(月)は開館、翌19日休館 |
| 観覧料 | 一般 1,000円(800円) 高大生 600円(500円) 中学生以下無料
|
| TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
| URL | https://www.sen-oku.or.jp/tokyo/ |
泉屋博古館東京の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
クロード・モネ《モンソー公園》1876年 泉屋博古館東京
ジャン=ポール・ローランス 《マルソー将軍の遺体の前のオーストリアの参謀たち》1877年 泉屋博古館東京
藤島武二《幸ある朝》1908年 泉屋博古館東京
鹿子木孟郞《ノルマンディーの浜》1907年
オーギュスト・ルノワール《静物》1905年頃 泉屋博古館東京
浅井忠《河畔洋館》1902年 泉屋博古館東京
岡田三郎助《五葉蔦》1909年 泉屋博古館東京
岸田劉生《二人麗子図(童女飾髪図)》1922年 泉屋博古館東京