この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
1970年代、油彩画よりも「カッコいい」という美的価値を付与されたのがシルクスクリーンなどによる写真製版版画でした。網点ドットによって疑似的階調を施されたハーフトーンは、低質の写真を拡大する方便のひとつでもありました。
しかし1980年代に写真プロパーを凌駕する高度な技術に裏打ちされた写真アーティストたちが生み出す、巨大サイズでありながらも粒子のアレることのない高精細な写真プリントが出現すると、網点ドットによるハーフトーン画像は現代美術の表舞台から淘汰されていきました。
ところが20世紀末から今日にかけて高解像度の画像が世界にあふれ始めると、皮肉にもボケたりブレたりした不鮮明画像のもつ魅力が新たな美的価値として注目されるようになってきました。
本展は、現代美術から放逐されたかにみえた写真製版などによる版画と、高精細の写真プリント、さらには写真のような絵画や版画など約90点による三様の多彩なマチエールを比較することによって、デジタル時代における不鮮明画像の新たな美的価値を確認するとともに、写真固有の連続階調の意義を再考するものです。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 |
2021年7月17日(土)〜2021年9月5日(日)
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|---|---|
| 会場 |
栃木県立美術館
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| 住所 | 栃木県宇都宮市桜4-2-7 |
| 時間 |
9:30〜17:00
(最終入場時間 16:30)
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| 休館日 |
月曜日 8月10日(火) ※ただし8月9日は開館 |
| 観覧料 | 一般 800円(700円) 大高生 500円(400円) 中学生以下 無料
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| TEL | 028-621-3566 |
| URL | https://www.art.pref.tochigi.lg.jp/index.html |
栃木県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
ジョルジュ・ルース《ジュ・ドゥ・ポーム、パリ》1988年
小本章《80-9》1981年
園山晴巳《d'encres-H》1985年
トーマス・シュトルート《ヴァチカン美術館Ⅰ ローマ》1990年