この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
1990年代以降のフェミニズムは、欧米の若い女性たちを中心にポピュラー文化と結びつき、メディアを通じて広がっていきました。日本でも若い女性たちの活躍がメディアを通じて紹介され、まさに「ガール・ムーブメント」の様相を呈していました。
しかし日本の場合、女性たちからのマニフェストという以上に、ムーブメントがメディアに利用され、女性たちを消費していった側面があったことは否めません。1986年の男女雇用機会均等法、1999年の男女共同参画社会基本法などの法律が整い、男女平等社会が実現したかのように見えましたが、現実社会には結婚や家族という制度、異性愛という社会的規範、女性らしさ男性らしさという通念など、個人と社会の狭間に行き場のない違和感が溢れていました。
2020年代の今、インターネットを介して異議を発する小さな声と声が繋がり、社会が変わろうとしています。女性のためだったフェミニズムが、社会に違和感を持つあらゆる人たちの力になろうとしています。近年、フェミニズムは複数形で語られ始めました。世代や時代、所属する国家や民族、それぞれの環境や価値観によってフェミニズムの考え方や捉え方は異なります。複数形のフェミニズムが発するメッセージは、多様な考え方を認め合うことこそが社会にとって重要で必要だという視点です。
本展ではアーティストたちがそれぞれの眼差しで、ジェンダーを、身体を、社会をどう捉えるのか、そしてその先に何を見ているのか、日本におけるフェミニズムの表現の一端を9組のアーティストの作品から紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 |
2021年10月16日(土)〜2022年3月13日(日)
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|---|---|
| 会場 |
金沢21世紀美術館
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| 展示室 | 展示室11・12・14 |
| 住所 | 石川県金沢市広坂1-2-1 |
| 時間 |
10:00〜18:00
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| 休館日 |
月曜日 11月24日(水)、 12月29日(水)~2022年1月1日(土・祝)、 1月4日(火)、1月11日(火) ※ただし11月1日、11月22日、 2022年1月3日、1月10日は開館 |
| 観覧料 | 一般 1,200円(1,000円) 大学生 800円(600円) 小中高生 400円(300円) 65歳以上の方 1,000円
|
| TEL | 076-220-2800 |
| URL | https://www.kanazawa21.jp/ |
金沢21世紀美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
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碓井ゆい《shadow of a coin》2013-2018 個人蔵 撮影:木暮伸也
遠藤麻衣《アイ・アム・ノット・フェミニスト!》2017/2021
ゲーテ・インスティトゥート東京にて森栄喜との結婚契約を作成
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風間サチコ
左:《肺の森-LUNGENWALD》 2021 木版画(和紙、油性インク)、アクリル絵具 撮影:TAKAHASHI Kenji
©Sachiko Kazama Courtesy of Tokyo Arts and Space
右:《肺の森-LINDENBAUM》 2021 木版画(和紙、油性インク) 撮影:TAKAHASHI Kenji
©Sachiko Kazama Courtesy of Tokyo Arts and Space 作家蔵
木村了子《人魚たちの宴図》2005 個人蔵
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ユゥキユキ《「あなたのために、」》2020