この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
東アジアにおける金属工芸は、実に3000年の歴史のなかで育まれてきました。その原点は中国古代青銅器にありますが、宋時代以降、中国でその模倣品(仿古銅器)制作が発達し、書斎を飾る銅花器や銅香炉、さらには銅仏具などが流行します。
なかでも銅花器は文人の書斎を飾る道具として珍重され、やがて単なる模倣の域を超越し、当時の金属工芸品としての地位を確立します。日本にも室町時代以降多くもたらされ、茶道、香道、華道の隆盛とともに「唐物」として大切に扱われました。江戸時代になると中国銅器を模した銅製品が多く制作され、その伝統は近代へと受け継がれました。
本展覧会では、泉屋博古館収蔵の中国古代青銅器とそれを模した中国近世仿古銅器を銅花器の源流として紹介した上で、富山大学芸術文化学部工芸史・工芸技術史研究室所蔵の大郷コレクションを中心に、多彩な発展を遂げた日本近代の銅花器の数々を陳列します。
なかでも高岡を代表する作家・須賀松園については初代(1863~1935)、二代(1898~1979)、三代(1925~2006)にわたる軌跡を追いながら、近代銅器の精緻な美しさをお伝えします。また、蠟原型なども併せて陳列し、身近に接する機会が少ない蠟型鋳造技法をわかりやすく紹介します。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 |
2021年3月13日(土)〜2021年5月16日(日)
|
|---|---|
| 会場 |
泉屋博古館
|
| 住所 | 京都府京都市左京区鹿ヶ谷下宮ノ前町24 |
| 時間 |
10:00〜17:00
(最終入場時間 16:30)
|
| 休館日 |
月曜日 4月23日(金)、5月6日(木) ※ただし5月3日は開館 |
| 観覧料 | 一般 800円 高大生 600円 中学生以下 無料 |
| TEL | 075-771-6411 |
| URL | https://www.sen-oku.or.jp/kyoto/ |
泉屋博古館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
饕餮文尊 西周前期 泉屋博古館
下蕪形象耳瓶(象耳花入 キネナリ)元時代 泉屋博古館
攀龍文大花瓶 初代須賀松園 高岡市美術館
鬼獣耳相華帯地水盤 月真叟松園銘 個人蔵(撮影:大方景介)
龍紋末広口寸胴 松園銘 個人蔵(撮影:大方景介)
尊型古代文様花器 富山大学芸術文化学部(大郷コレクション)
※生け花はイメージです
菊桐唐草透彫筒形花器 富山大学芸術文化学部(大郷コレクション)
龍流足芙蓉薄端 栄清 富山大学芸術文化学部(大郷コレクション)
貝尽波三ッ足薄端 長谷川摂津 富山大学芸術文化学部(大郷コレクション)
