この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
《ジオラマ》《劇場》《海景》といった写真シリーズで世界的に知られる現代美術作家 杉本博司。 その活動は古美術蒐集、建築、庭園、舞台演出、インスタレーションなど多岐にわたります。
これまでに細見美術館では、杉本が企画構成し、蒐集品で床飾りのしつらえを行った「味占郷-趣味と芸術ー」展(2016 年)、 彼がリスペクトする謎のコレクター 夢石庵の美意識を再現した「末法」展(2017年)と、2回にわたり杉本の視点で日本美術を紹介してきました。
3回目となる今回のテーマは「表具」。表具は、布や古裂、紙などを用いて作品を掛軸などに仕立てることです。美術品は表具を施すことで美術品は守られ、引き立てられてきました。さらに、古裂自体も鑑賞の対象として愛でられています。杉本は、自身の作品や古今東西の蒐集品を、そうした古裂を用いて独自のイメージやセンスで新しい姿に仕立てており、こうした作品は「杉本表具」と呼ばれてきました。
本展は、自身の写真を掛軸・屏風・額といった様々な形式のフレームで飾った作品を展観する第一部、「杉本表具」と細見コレクションの競演の取り合わせによる第二部で構成し、表具の持つ表現の可能性を探ります。
美術表現が多様化するこの時代に、飄々として世を渡る、数寄者杉本博司の美意識と、余芸というには余りある表現世界をご堪能ください。
◆ 杉本博司 HIROSHI SUGIMOTO
1948年東京生まれ。1970年渡米、1974年よりニューヨーク在住。代表作に「ジオラマ」「海景」「劇場」シリーズ。2008年に建築設計事務所「新素材研究所」を設立、MOA 美術館改装(2017)を手掛ける。2009年に公益財団法人小田原文化財団を設立。2017年10月、文化施設「小田原文化財団 江之浦測候所」を小田原市江之浦にオープン。2019年秋にはパリ・オペラ座にて演出を手掛けた『At the Hawk’s Well(鷹の井戸)』を上演。主な著書に『苔のむすまで』、『現な像』、『アートの起源』、『趣味と芸術-謎の割烹味占郷』などがある。2001年ハッセルブラッド国際写真賞、2009年高松宮殿下記念世界文化賞(絵画部門)受賞。2013 年フランス芸術文化勲章オフィシエ叙勲。2017年文化功労者。作品は、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)やポンピドゥセンター(パリ)など世界有数の美術館に収蔵。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 |
2020年5月26日(火)〜2020年9月6日(日)
|
|---|---|
| 会場 |
細見美術館
|
| 住所 | 京都府京都市左京区岡崎最勝寺町6-3 |
| 時間 |
10:00〜16:00
(最終入場時間 15:30)
|
| 休館日 |
月曜日 |
| 観覧料 | 一般 1,400円(1,300円) 学生 1,100円(1,000円)
|
| TEL | 075-752-5555 |
| URL | http://www.emuseum.or.jp/index.html |
細見美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
京都府で開催中の展覧会
出展作品・関連画像IMAGES
「華厳滝図」杉本博司 1997年(2005年軸装)小田原文化財団蔵 ©Hiroshi Sugimoto/Courtesy of Odawara Art Foundation
「素麺のゆでかげん」太田南畝(蜀山人)江戸時代後期 個人蔵
「地蔵菩薩後光光背図」鎌倉時代 個人蔵
「墨筆抽象画」 白髪一雄 1960年代前半 個人蔵
「罐鈴汁缶」 アンディー・ウォーホール 1974年 個人蔵
杉本博司