パブロ・ピカソ ゲルニカ(タピスリ)沖縄特別展

沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)

  • 開催期間:2016年3月19日(土)〜2016年4月17日(日)
パブロ・ピカソ ゲルニカ(タピスリ)沖縄特別展 沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)-1
パブロ・ピカソ ゲルニカ(タピスリ)沖縄特別展 沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー)-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

スペインのバスク州にある古い都市(基礎自治体)の地名であり、スペインの画家パブロ・ピカソが描いた絵画の題名で知られる「ゲルニカ」。

今回、沖縄初上陸となる『ゲルニカ(タピスリ)』とは、ピカソが描いた『ゲルニカ』を原画とし、ピカソの監修・指示にもとづいて伝統的な技法で作られた織物です。

原画とほぼ同寸大の横幅約7m高さ約3.3mにもおよぶ迫力と、戦争の悲惨さから喚起する平和への希求、反戦や抵抗のシンボルとして20世紀を象徴する極めて貴重な作品です。

『ゲルニカ』から『ゲルニカ(タピスリ)』へ

世界が第二次大戦へと走りだしていた頃、パリにいたピカソは、祖国スペインで起こっている内乱に危機感を抱き、反乱軍を指揮するフランコを醜悪な怪物として戯画化した版画『フランコの夢と嘘』を制作しました。

その後スペインの古都ゲルニカが、フランコを援助するナチス・ドイツ空軍に爆撃される事件を知り、準備中だったパリ万博のスペイン館を飾る壁画として描き上げたのが『ゲルニカ』(国立ソフィア王妃芸術センター、マドリード、スペイン)の絵です。

大戦後、著しく発展する産業化の中で、芸術の重要性が失われるのを怖れた芸術家たちは、制作に伝統的な職人の技法を取り入れ手仕事の価値を高めようと考えます。ピカソも南仏で見出した陶芸やタピスリに関心をもち、織師のジャクリーヌ・ド・ラ・ボーム=デュルバック(1929-1990)との出会いを契機として、自らの作品を基にタピスリを作ることに情熱を注ぎました。

タピスリとはフランス語で「綴織り」で作られた壁掛けのことで、英語ではタペストリーと言い、模様や絵を自由に織り出すことができるのため、昔のヨーロッパでは防寒もかねて壁に飾られていましたが、制作が難しいこともあって、次第に作られなくなっていました。

20世紀に入ると、このタピスリが芸術価値として優れていると考えた画家たちが自分の作品を織師にたのんでタピスリにするようになりました。そして生まれたタピスリの一つが『ゲルニカ(タピスリ)』です。1955年に織り上がった『ゲルニカ(タピスリ)』(個人蔵、ニューヨーク、国連本部寄託)を見て、ピカソは、色糸を変更し縁飾りを加える指示を残します。それに基づき同じ織師によって第2ヴァージョン(ウンターリンデン美術館、コルマール、フランス)が1976年に、そして本展の作品、第3ヴァージョン(群馬県立近代美術館)が1983年に完成されました。
(資料提供:群馬県立近代美術館)

◆ パブロ・ピカソ(1881 - 1973)
スペイン南部のアンダルシア地方の町マラガに美術教師を父として生まれ、11歳頃には美術学校でデッサンを学び始めます。19歳の時パリに出て、多くの芸術家と交流しながら作品を制作します。貧しい人々を青い色合いで描いた「青の時代」、サーカス芸人を楽しげでどこか悲しげな表情で描いた「バラ色の時代」、複数の視点から捉えた形体を再構築して一つの絵に描く「キュビスム」など様々な方法で絵を描き、20世紀の美術に大きな影響を与えました。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2016年3月19日(土)〜2016年4月17日(日)
  • ※金曜日・土曜日は午後8時まで開館しています
会場 沖縄県立博物館・美術館(おきみゅー) Google Map
展示室美術館コレクションギャラリー
住所 沖縄県那覇市おもろまち3-1-1
時間 9:00〜18:00 (最終入場時間 17:30)
  • ※金・土は9:00~20:00まで開館(入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日 
ただし、3/21は開館し、翌日3/22が休館
観覧料 一般 900円(720円)
高校・大学生 600円(480円)
小中学生 400円(320円)
  • ※( )内は前売及び20名以上の団体料金
    ※未就学児は無料 
    ※障がい者手帳をお持ちの方、および介助者の方1名様は当日券から半額
TEL098-941-8200
URLhttp://www.museums.pref.okinawa.jp/art/topics/detail.jsp?id=1524

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