この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
文化財は長い時間の中で幾度かの修理を経ています。そして、いま修理が必要な作品もありますが、修理には知識と技術、そして費用が必要です。
公益財団法人住友財団では、文化財の維持・修復の費用を助成しています。その事業が間もなく30年を迎えるのを記念して、助成対象の文化財を紹介する企画を泉屋博古館(京都)、泉屋博古館 分館(東京)、九州国立博物館、東京国立博物館の4会場で同時期に開催します。
東京国立博物館では仏像の展示をします。日本の各地には多くの仏像が残っており、山間地などにひっそりとまつられる仏像からは、地域の人たちの思いが伝わってきます。東日本大震災や能登半島地震で被災した仏像を含め、大切に守り伝えられてきた仏像を展示します。
展覧会のみどころ
◆宝冠阿弥陀如来坐像(画像1枚目)
阿弥陀如来の中でも、菩薩のように髪を結うものを宝冠阿弥陀と呼びます。天台宗の高僧円仁ゆかりの尊像で遺品は多くありませんが、本像は鎌倉時代につくられた貴重な作品です。修理では、緩んでいた部材をいったん解体して再度接合し、表面の金箔も剥落しないように処理しました。それによって、優美な姿を取り戻すことができました。
◆千手観音菩薩立像(画像2枚目)
頭と体を一本の木から彫り出す技法や、肉付けの豊かな表現から、平安時代の前期につくられたことがわかります。福井県の若狭地方では最古の千手観音像です。修理では緩んでいた部材を結合し、虫があけた孔などを樹脂で強化しました。また、表面の塗り直された彩色を取り除き、面目を一新しました。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2019年10月1日(火)〜2019年12月1日(日) |
|---|---|
| 会場 |
東京国立博物館
|
| 住所 | 東京都台東区上野公園13-9 |
| 時間 |
9:30〜17:00
(最終入場時間 16:30)
|
| 休館日 |
月曜日 11月5日(火) ※ただし、10月14日(月・休)、11月4日(月・休)は開館 |
| 観覧料 | 一般 620円(520円) 大学生 410円(310円)
|
| TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
| URL | https://www.tnm.jp/ |
東京国立博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
宝冠阿弥陀如来坐像 鎌倉時代(13世紀) 愛知・財賀寺蔵
展示:東京国立博物館(東京) 会期:10月1日(火)~12月1日(日)
重要文化財 千手観音菩薩立像 平安時代(9世紀) 福井・高成寺蔵
展示:東京国立博物館(東京) 会期:10月1日(火)~12月1日(日)
修復写真
九州国立博物館(福岡)にて展示
《かりくら》(右幅)木島櫻谷 明治43年(1910) 京都・櫻谷文庫蔵 泉屋博古館分館(東京)
展示:泉屋博古館分館(東京) 会期:9月10日(火)~10月27日(日)
《比叡山真景図》池大雅 1762年 練馬区立美術館蔵
展示:泉屋博古館分館(東京) 会期:9月10日(火)~10月27日(日)
《五百羅漢図》のうち第45幅 十二頭陀 節食之分 狩野一信 江戸時代(19世紀) 東京・増上寺蔵 泉屋博古館分館(東京)
展示:泉屋博古館分館(東京) 会期:9月10日(火)~10月27日(日)
重要文化財《水月観音像》徐九方 1323年 泉屋博古館蔵
展示期間:泉屋博古館(京都)9/6(金)~9/23(祝)、泉屋博古館分館(東京)10/1(火)~10/27(日)
国宝《明月記》(巻47) 藤原定家 鎌倉時代(13世紀) 京都・冷泉家時雨亭文庫蔵 泉屋博古館(京都)展示期間:9/6(金)~9/23(祝)
展示:泉屋博古館(京都) 会期:9月6日(金)~10月14日(月・祝)
重要文化財《是害房絵巻》(部分) 南北朝時代(14世紀) 泉屋博古館蔵 泉屋博古館(京都)
展示:泉屋博古館(京都) 会期:9月6日(金)~10月14日(月・祝)



