霧の抵抗 中谷芙二子

水戸芸術館 現代美術ギャラリー

  • 開催期間:2018年10月27日(土)〜2019年1月20日(日)
  • クリップ数:4 件
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《ロンドン・フォグ》 霧パフォーマンス,  #03779, 2017(参考図版)
BMW Tate Live Exhibition: Ten Days Six Nights(テート・モダン/ロンドン)展示風景より
コラボレーション:田中泯(ダンス)、高谷史郎(照明)、坂本龍一(音楽) 撮影:越田乃梨子
《ユートピア Q & A 1981》1971 (企画:E.A.T.) 東京ターミナル会場風景より
E.A.T.東京メンバー (左から):小林はくどう、中谷芙二子、森岡侑士 撮影:深沢正次
《水俣病を告発する会̶―テント村ビデオ日記》1971-1972 ビデオより抜粋
《老人の知恵―文化のDNA》1973 「コンピュータ・アート'73」展(銀座ソニービル)展示風景より
コラボレーション:小林はくどう、森岡侑士(E.A.T.東京)
《ペプシ館》 霧の彫刻, #47773, 1970 (参考図版) 日本万国博覧会(EXPO '70)会場風景より 撮影:中谷芙二子
《オパール・ループ/雲 》フォグスクリーン・インスタレーション, #74490, 2002(参考図版)
「E.A.T.─芸術と技術の実験」(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC])展示風景より
コラボレーション:トリシャ・ブラウン(コレオグラフィ) 撮影:西川浩史
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

いま、切実に問われているのは、人間と自然との間の信頼関係ではないかと思う。私たち都会人は、ペットボトルの水しか信用しなくなってしまった。水道の水は臭くて飲めない。川や海は汚染されているからプールで泳ぐ。そこまで自然を信用できなくなったら、もうバーチャルな世界で泳ぐしかない。宇宙へ行った人たちはみな等し並みに、地球を愛しく思う気持ちの高揚を語る。しかし、宇宙服に身を固めて異常空間へと飛翔しなくても、日常の自然の中で、しかもナマ身でその気持ちを体験できたなら、その方がはるかにスマートでエコロジカルに違いない。
「応答する風景 霧の彫刻」中谷芙二子(霧の彫刻家)

中谷のこの言葉には、人工物に囲われた都市空間、メディアを通して得られる疑似体験など、近代以降の技術発達がつくり出してきた社会に対する鋭い批評が込められている。

中谷は、雪の研究と自然を題材とした随筆で知られる中谷宇吉郎の娘として生まれ、70年の大阪万博ペプシ館では芸術家と科学者の協働をすすめた「E.A.T.(芸術と技術の実験)」に加わり代表作となる霧の彫刻を制作した。

アート&テクノロジー、芸術と科学の融合など、今、流行語のように広がるこれらの世界を、中谷は半世紀に亘って当事者として見つめてきた。

こうした活動には、中谷自身の言葉に現れるような柔らかで明快な抵抗が込められている。それを本展では、「霧の抵抗」と呼ぶこととした。

霧の彫刻とビデオを通して、時代の潮流に対して霧のごとく抵抗してきた中谷の活動のドキュメントを、当時の時代精神とともに紹介する。

◆ 中谷芙二子(なかやふじこ)
1933年生まれ。“霧のアーティスト”として世界に知られる。米ノースウェスタン大学美術科を卒業後、初期の絵画制作を経て、芸術と技術の協働を推進する実験グループ「E. A. T.」に参加。「E. A. T.」の活動の一環として1970年の大阪万博ペプシ館で、初めての人工霧による「霧の彫刻」を発表。純粋な水霧を用いた環境彫刻、インスタレーション、パフォーマンスなど、世界各地で制作した80を超える霧作品群は、人と自然を取り結ぶメディアである。環境への関心は、雪の結晶を世界で初めて人工的に作った実験物理学者の父、中谷宇吉郎(1900-1962)の影響が大きい。また1970年代から社会を鋭く見つめるビデオ作品の制作や、海外作家との交流を推進するとともに、日本の若手ビデオ作家の発掘と支援に尽力した。2017年にはロンドンのテート・モダン新館など7つの霧の新作を手がけ、2018年、第30回高松宮殿下記念世界文化賞彫刻部門の受賞が決定、夏にはボストンのエメラルドネックレス公園で5つの霧作品を発表。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2018年10月27日(土)〜2019年1月20日(日)
会場 水戸芸術館 現代美術ギャラリー Google Map
展示室水戸芸術館 現代美術ギャラリー、広場
住所 茨城県水戸市五軒町1-6-8
時間 10:00〜18:00 (最終入場時間 17:30)
  • ※ただし水戸市芸術祭「美術展覧会」は9:30から開館
休館日 月曜日 
年末年始 2018年12月27日(木)~2019年1月3日(木)
12月25日、1月15日(火)休館
※ただし12月24日、1月14日(月・祝)は開館
観覧料 一般 900円
前売・団体 (20名以上) 700円
高校生以下・70歳以上・障害者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名は無料
  • ※学生証、年齢のわかる身分証明書を要提示
    ※一年間有効フリーパス → 「年間パス」2,000円
    学生とシニアための特別割引デー「First Friday」
    → 学生証をお持ちの方と65歳~69歳の方は、毎月第一金曜日 (11月2日、12月7日、1月4日) 100円
TEL029-227-8111
URLhttp://arttowermito.or.jp/gallery/gallery02.html?id=502

水戸芸術館 現代美術ギャラリーの情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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《ロンドン・フォグ》 霧パフォーマンス,  #03779, 2017(参考図版)
BMW Tate Live Exhibition: Ten Days Six Nights(テート・モダン/ロンドン)展示風景より
コラボレーション:田中泯(ダンス)、高谷史郎(照明)、坂本龍一(音楽) 撮影:越田乃梨子

《ユートピア Q & A 1981》1971 (企画:E.A.T.) 東京ターミナル会場風景より
E.A.T.東京メンバー (左から):小林はくどう、中谷芙二子、森岡侑士 撮影:深沢正次

《水俣病を告発する会̶―テント村ビデオ日記》1971-1972 ビデオより抜粋

《老人の知恵―文化のDNA》1973 「コンピュータ・アート'73」展(銀座ソニービル)展示風景より
コラボレーション:小林はくどう、森岡侑士(E.A.T.東京)

《ペプシ館》 霧の彫刻, #47773, 1970 (参考図版) 日本万国博覧会(EXPO '70)会場風景より 撮影:中谷芙二子

《オパール・ループ/雲 》フォグスクリーン・インスタレーション, #74490, 2002(参考図版)
「E.A.T.─芸術と技術の実験」(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC])展示風景より
コラボレーション:トリシャ・ブラウン(コレオグラフィ) 撮影:西川浩史