この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
公益財団法人佐川美術館( 所在地:滋賀県守山市)では、特別企画展として「吉左衞門X WOLS ヴォルス作品+樂吉左衞門・茶碗」を開催します。
第9回目となる吉左衞門Xは、音楽と詩に親しみ、独自の世界観を描くも、若くして不運な死を遂げた芸術家ヴォルスとのコラボレーション展です。
細いひっかき傷のような線の集合と、どこか内臓的な不定形の抽象を描いたヴォルス(本名:アルフレート=オットー=ヴォルフガング・シュルツ、1913–51)の作品は、孤独で傷ついた魂の叫びのようです。
また、ヴォルスは、古代中国の思想「老子」にも深い関心を寄せています。戦後の混乱期、サルトルなどの実存主義の作家とも交流を深め、深く自己自身を見つめた孤独な魂に、同じ時代の人間として、吉左衞門は深く共感し、自身の心と重なるところがあると感じているようです。
第二次大戦後の主要な美術運動の1つである「アンフォルメル」を代表するものとして、また抽象表現主義の先駆者とする見方もあるヴォルスは、特定の画派や芸術運動のグループに属したことのない、孤立した存在でした。
細い線で細かく描き込まれたヴォルスの絵は、都市風景、港、船などの光景の痕跡を残したものと、完全な抽象に近づいたものがありますが、その両方とも、作者の心象風景を可視化したかのような何とも名づけがたいイメージに満ちています。
ヴォルスの絵は、まさに現代という時代を生きる我々の個的な存在そのものの叫びのようです。
本展は、吉左衞門が制作した樂茶碗とヴォルス作品を展観することにより、二者に通じる深い精神性にふれようとする試みです。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 |
2018年10月6日(土)〜2019年3月31日(日)
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|---|---|
| 会場 |
佐川美術館
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| 住所 | 滋賀県守山市水保町北川2891 |
| 時間 |
9:30〜17:00
(最終入場時間 16:30)
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| 休館日 |
月曜日 12月3~6日、12月10、11日、 12月31日~2019年1月2日、 1月15~18日 (祝日の場合翌火曜日) |
| 観覧料 | 一般 1,000円(800円) 高大生 600円(400円) 中学生以下は無料※ただし保護者の同伴が必要
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| TEL | 077-585-7800 |
| URL | http://www.sagawa-artmuseum.or.jp/ |
佐川美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
白土焼貫茶碗 樂吉左衞門2018年
焼貫黒樂茶碗 樂吉左衞門2018年
白土焼貫茶碗 樂吉左衞門2018年
顔(カミーユ・ブリアン著『鯨の街』の挿画より) ヴォルス1946/62年
大きな毛虫(ルネ・ド・ドリエ著『ナチュレール』の挿画より ヴォルス1946/62年