開館40周年 夏期展
樂焼って何だろう? 炎の中の赤と黒

樂美術館

  • 開催期間:2018年6月30日(土)〜2018年8月26日(日)
  • クリップ数:1 件
開館40周年 夏期展 樂焼って何だろう? 炎の中の赤と黒 樂美術館-1
開館40周年 夏期展 樂焼って何だろう? 炎の中の赤と黒 樂美術館-2
開館40周年 夏期展 樂焼って何だろう? 炎の中の赤と黒 樂美術館-3
開館40周年 夏期展 樂焼って何だろう? 炎の中の赤と黒 樂美術館-4
3代道入 (1599~1656) 赤樂茶碗 銘 僧正 了々斎書付 樂美術館蔵
5代宗入 (1664~1716) 黒樂平茶碗 銘 古池 碌々斎書付 樂美術館蔵
9代了入 (1756~1834) 白樂筒茶碗 樂美術館蔵
15代吉左衞門 (1949~ ) 焼貫黒樂茶碗 銘 老鴞 樂美術館蔵
開館40周年 夏期展 樂焼って何だろう? 炎の中の赤と黒 樂美術館-1
開館40周年 夏期展 樂焼って何だろう? 炎の中の赤と黒 樂美術館-1
開館40周年 夏期展 樂焼って何だろう? 炎の中の赤と黒 樂美術館-1
開館40周年 夏期展 樂焼って何だろう? 炎の中の赤と黒 樂美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

真夜中の樂家。樂焼の窯は静かに炎を灯す。
硬い備長炭がパチパチと声を上げ、鞴から優しく柔らかな風が送られる。
月明かりの下、窯場の炎は凛とした空気に包まれている。
夜の冷たく澄んだ空気と、窯の暖かな炎が生み出す緊張感。
茶碗はまだ窯には入らない。窯そのものにエネルギーが蓄えられる。
窯場自体がまるで精神統一をしているかのような、そんな時間が流れていく。
ちょうど月が隠れて太陽が顔を出そうとする時、もうそろそろどう? と炎に包まれた窯が話しかけ、最初の茶碗が託される。
その頃には鞴から強くしなやかな風が送られ、備長炭もバチバチと炎を纏う。
炎は人がコントロールしようとも簡単にはできない。
自然の奔放さを感じ捉えないと、たちまち業火と化してしまう。
炎に包まれた茶碗は真っ赤に輝き、産声を上げる瞬間をじっと待ち望む。
失敗を繰り返した経験の中で得た絶妙なタイミングで、真っ赤に燃え光る茶碗は、鉄鋏で窯から引き出される。
窯の温度が下がらぬよう、一瞬のうちに炭が避けられ、次の一碗が窯に託される。
そこに集う人々は勿論のこと、窯場や窯、鞴、炭、真っ赤に燃える炎など全てのものが呼吸を合わせて、一碗、また一碗と、ひとつずつ丁寧に。

そして太陽が沈む頃、炎を喰らい続けた窯は、ついには悲鳴を上げてその終わりを告げる。

今から約450年前、千利休が考える「侘茶」の思想を現す茶碗を創造する為、樂家初代・長次郎は他に類を見ない特殊な焼成方法で茶碗を生み出しました。樂家では、現在でも変わらず窯の炎を守り続け、新たな茶碗が生まれています。

今回の展観では、初代長次郎の黒樂茶碗「萬代」や3代道入の赤樂茶碗「僧正」、5代宗入の黒樂平茶碗「古池」、15代吉左衞門の焼貫黒樂茶碗「老鴞」などが並びます。個性に富んだ赤樂茶碗や黒樂茶碗から、その内に潜む熱量を感じて頂ければ幸いに存じます。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2018年6月30日(土)〜2018年8月26日(日)
会場 樂美術館 Google Map
住所 京都府京都市上京区油小路通一条下る
時間 10:00〜16:30 (最終入場時間 16:00)
休館日 月曜日 
※祝日は開館
観覧料 大人 900円
大学生 700円
高校生 400円
中学生以下無料
TEL075-414-0304
URLhttps://www.raku-yaki.or.jp

樂美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

樂美術館 樂美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する

より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する

周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
京都府で開催中の展覧会

出展作品・関連画像IMAGES

3代道入 (1599~1656) 赤樂茶碗 銘 僧正 了々斎書付 樂美術館蔵

5代宗入 (1664~1716) 黒樂平茶碗 銘 古池 碌々斎書付 樂美術館蔵

9代了入 (1756~1834) 白樂筒茶碗 樂美術館蔵

15代吉左衞門 (1949~ ) 焼貫黒樂茶碗 銘 老鴞 樂美術館蔵