この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
今年は神戸開港から150年目の年にあたり、本展はこれを記念して開催する展覧会です。ご存知のように、開港した神戸には諸外国から様々なヒト、モノ、知識、技術、制度、文化が流入し、人々のくらし、まちの風景は大きく変貌していきました。その様子については多くの識者が語り、また絵画や写真、書物として広く世間に伝えられたことで、「ハイカラ」神戸のイメージは人々の心に定着していきました。
しかし、1868年1月1日(慶応3年12月7日)の開港に向けて、どのように準備が進められ、実現されたのか、これまで語られる機会は多くなかったように思います。
18世紀半ばから19世紀半ばまでの約100年間は、軍事力を伴いつつ「開国」を迫る欧米諸国と対峙しながら、日本が新たな国際関係に歩みを進めるための模索の時代でもありました。神戸開港は、その集大成の一つといえるでしょう。
安政5年(1858)に幕府がアメリカをはじめとする欧米諸国との間に締結した通商条約によって、兵庫(神戸)は箱館、神奈川(横浜)、新潟、長崎とともに開港場に選定されます。しかし先行する箱館、横浜、長崎の開港に伴う国内経済の混乱や尊皇攘夷運動の隆盛、そして朝廷の猛烈な反対により、開港は困難な状況になります。そのため幕府は欧米諸国に使節団を派遣して交渉を行い、兵庫開港は5年延期されました。
ただし、この5年の間に京・大坂の政治的位置は急速に上昇し、大坂湾における幕府海軍の拠点、幕府直轄港に位置づけられた兵庫および神戸の港の近代化は急速に進められていきます。
そして、これが開港後の神戸の発展に結びついていくのです。本展では、近年新たに見出された絵図や日記、古写真などを交え、その歴史的潮流を、当時の国際環境や政治・外交に照らしながらたどってみたいと思います。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 |
2017年8月5日(土)〜2017年9月24日(日)
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|---|---|
| 会場 |
神戸市立博物館
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| 住所 | 兵庫県神戸市中央区京町24番地 |
| 時間 |
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| 休館日 |
月曜日 (ただし9月18日は開館)、9月19日(火) |
| 観覧料 | 一般 800円(前売・団体700円) 大学生 600円(前売・団体500円) 高校生 450円(前売・団体350円) 中・小学生 300円(前売・団体200円)
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| TEL | 078-391-0035 |
| URL | https://www.kobecitymuseum.jp/ |
神戸市立博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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