この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
文化庁は、将来の我が国の芸術界を支える芸術家を育成するため、若手芸術家等が海外の大学や芸術関係機関等で行う研修を支援する「新進芸術家海外研修制度」(※)を1967年度から実施し、「DOMANI・明日展」はその研修の成果発表の場として1998年に始まりました。
第18回を迎える本展は、研修を終えたフレッシュな作家たちのショウケースとなるようにヴァージョン・アップし、「表現と素材 物質と行為と情報の交差」というテーマを設けて開催いたします。
今日のアーティストにとって、表現のための素材は、物質だけではなく、行為や行動そのもの、情報のようにかたちを伴わないものも、その範疇にはいります。素材の対象が大きく変化してきている背景には、現代社会が高度に情報化したことや、発達著しいテクノロジーの影響により、私たちが世界をとらえる感覚がかわってきたことがあげられるでしょう。物質、行為、情報等、あらゆるものが素材となりうる中で、作家は自らの表現に適した素材を選び、創作しています。
今回は、2000 年以降の海外研修経験者のなかから特に表現と素材の関係が際立つ作家を中心に選び、さらにこれまであまり紹介する機会のなかった「文化庁優秀美術作品買上制度」で作品が文化庁の所蔵となっている作家から、今回のテーマにも合致する木版表現の風間サチコも加えて展覧いたします。
国立新美術館の豊かな空間を生かした絵画、彫刻、版画、染織、モザイク、アニメーション、映像、インスタレーションといった多彩な12 の展示に加え、保存・修復分野の研修生の成果も紹介し、美術を支える分野への理解も深める機会ともします。
関連イベントとして、今回は例年好評をいただいている出品者によるギャラリートークに加え、2回の座談会を設けます。
出品作家2名と、ゲストとして片岡真実(森美術館チーフキュレーター)を迎え、「滞在制作」をテーマとしたものと、近年、文化庁が力を注いでいる建築分野の「アーカイブ」について、藤本貴子氏(平成25年度研修員、現・国立近現代建築資料館研究補佐員)と山名善之氏(東京理科大学理工学部教授)のセッションを開催いたします。
※新進芸術家海外研修制度
文化庁が若手芸術家を海外に派遣し、その専門とする分野の研修を支援する制度。1967年度以来、約3,200名を派遣してきました(うち美術部門は約1,200名)。美術、音楽、舞踊、演劇、映画、舞台美術等、メディア芸術の各分野を対象に1年、2年、3年、特別(80日間)、短期(20日~40日)及び高校生(350日)の6種類があり、研修員は海外の大学や芸術団体で実践的な研修を行っています。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2015年12月12日(土)〜2016年1月24日(日) |
|---|---|
| 会場 |
国立新美術館
|
| 住所 | 東京都港区六本木7-22-2 |
| 時間 |
10:00〜18:00
(最終入場時間 17:30)
|
| 休館日 |
火曜日 2015年12月22日(火)~2016年1月5日(火)は年末年始休館 |
| 観覧料 | 一般 1,000円(800円) 大学生 500円(300円)
|
| TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
| URL | http://domani-ten.com/ |
国立新美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
栗林 隆《underground sound of rain》2013年 ※参考画像
木島 孝文《A.R. #496“Citrus”Paraiso》(部分)2013-15年
田村 友一郎《You might be watched over while the bell rings.》2013年 ※参考画像
線 幸子《Layer -彼方より彼方へⅠ》2013年
ALIMO《人の島》2011年
野田 睦美《南無不可思議光如来-再生の輝き》2007年
古川 あいか《Interlinking moments》2013年 個人蔵
富岡 直子《黎明の響き》2014年 株式会社ベリタス蔵
西ノ宮 佳代《猫だるま−拾伍ノ姫・流星》2013年 個人蔵




