この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
映画作品の宣伝メディアとして、劇場や街角に貼られてきた映画ポスター―日本の場合、そのほとんどは製作・配給会社のコントロールのもとで匿名的に作られてきました。しかし歴史の糸をたどれば、その枠に収まらず、自立したグラフィック作品としての価値を主張するポスターを見つけることができます。
とりわけ1960年代以降はさまざまな才能が映画界と交差しました。映画・美術・文学・演劇などのジャンルが絡まり合う中で粟津潔・横尾忠則・和田誠・石岡瑛子といった新世代のデザイナーが登場し、また日本アート・シアター・ギルド(ATG)の発足が業界内外のデザイナーを刺激したことで、映画芸術の革新の動きに並走する形で旧来のポスターのスタイルを変容させます。
この展覧会は、2012年に国立映画アーカイブが主催した「日本の映画ポスター芸術」展を基に、それ以降の新たな収蔵品を加えて開催するもので、主に1960年代から1980年代に制作された90点以上のポスターを通じて映画とグラフィズムとの結節点を探ります。映画の情感を見事にすくい取ったものもあれば、意外性に驚かされる一枚も見つかるでしょう。スクリーンの外側に花開いた映画芸術のもう一つの“顔”をお楽しみください。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2026年4月7日(火)〜2026年7月26日(日) |
|---|---|
| 会場 |
国立映画アーカイブ
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| 住所 | 東京都中央区京橋 3-7-6 |
| 時間 |
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| 休館日 | 月曜日、5月12日(火)~17日(日)、5月26日(火)~31日(日) |
| 観覧料 | 一般 250円(200円) 大学生 130円(60円) 65歳以上、高校生以下及び18歳未満、障害者手帳をお持ちの方(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料
|
| TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
| URL | https://www.nfaj.go.jp/exhibition/posterjapan2026/ |
国立映画アーカイブの情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
野口久光『禁じられた遊び』(1953年/フランス/ルネ・クレマン監督) 国立映画アーカイブ所蔵
和田誠「草月シネマテーク『怪奇と幻想』」(1967年) 国立映画アーカイブ所蔵
横尾忠則『新宿泥棒日記』(1968年/日本/大島渚監督) 国立映画アーカイブ所蔵
檜垣紀六『ジャンヌ・ダルク裁判』(1969年/フランス/ロベール・ブレッソン監督) 国立映画アーカイブ所蔵
林静一『曼陀羅』(1971年/日本/実相寺昭雄監督) 国立映画アーカイブ所蔵
粟津潔『リトアニアへの旅の追憶』(1973年/アメリカ/ジョナス・メカス監督) 国立映画アーカイブ所蔵
小笠原正勝『恋の浮島』(1983年/ポルトガル・日本/パウロ・ローシャ監督) 国立映画アーカイブ所蔵