特別展 思考する彫刻家
ラファエル・ザルカと堀内正和
―幾何学とモダニティをめぐる対話(仮称)
- 開催期間:2027年2月6日(土)〜2027年5月5日(水・祝)
- クリップ数:5 件
この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
本展は、日本における抽象彫刻のパイオニアである堀内正和(1911-2001)と、パリを拠点に幾何学形態を探求するラファエル・ザルカ(1977-)の創作の深奥に迫り、「思考する彫刻家」という共通項から、国や時代を超えた二人の知的営為を読み解きます。
展示では、完成した形だけでなく、スケッチ、ノート、模型といった貴重な資料を公開し、いかにして幾何学的な形態が論理的思考から導かれるのか、その生成プロセスを模型や資料を通じて可視化します。さらに、多作な文筆家である両者の活動にも着目し、形を追求する行為と言葉で思考を構築する行為との「思考の二重奏」を提示します。最大のみどころは、モダニティの新たな位相を示す、堀内作品のリサーチを経たザルカの新作群です。これは、二人の精神的な対話の結実であり、現代彫刻におけるモダニティの新たな地平を切り拓く意欲的な試みです。知的刺激に満ちた本展は、彫刻の本質と、芸術における思考の役割を問い直します。
◆ ラファエル・ザルカ|Raphaël Zarka(1977–)
フランス生まれ。パリ国立高等美術学校卒業。20世紀の幾何学的抽象を継承しつつ、科学やテクノロジーにおける幾何学の応用を研究し、彫刻、写真、映像、出版など多岐にわたる媒体で発表している。特に「動き」への関心から、スケートボードが可能な「Cycloïde Piazza」(サイクロイド・ピアッツァ/2024年、ポンピドゥー・センター)などの実用的彫刻を展開する。また、空間とスケートボードをめぐるエッセイを執筆する文筆家でもあり、現在は数学的単位「ラジアン」に関連する研究で博士号取得を目指している。
◆ 堀内正和|Horiuti Masakazu(1911–2001)
京都生まれ。日本における抽象彫刻の先駆。1950年代より、数学的思考に基づき、空間や面の構成を論理的に追求した純粋な幾何学造形を展開した。その創作は緻密な思考プロセスを辿るものであり、数多くの精緻な紙彫刻や模型、ノートを残している。また、多作な文筆家としても知られ、独自の造形思考を綴った著作を多数刊行。京都市立芸術大学教授を務めるなど後進の育成にも尽力し、日本の戦後モダニズム彫刻の発展に決定的な足跡を印した。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2027年2月6日(土)〜2027年5月5日(水・祝) |
|---|---|
| 会場 |
京都市京セラ美術館
|
| 展示室 | 新館 東山キューブ |
| 住所 | 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町124 |
| 観覧料 | 未定 |
| TEL | 075-771-4334 |
| URL | https://kyotocity-kyocera.museum/ |
京都市京セラ美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
《Paving Space Regular Score W8M1》2016年 銀座メゾンエルメスフォーラム「つかの間の停泊者」展 展⽰⾵景
Courtesy the artist and galerie Mitterrand, Paris
Photo : Nacása & Partners Inc. / Fondation d'entreprise Hermès
© Raphaël Zarka / ADAGP, 2026
Raphaël Zarka 2015
Photo : Maxime Verret © ADAGP, Paris
堀内正和氏