この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
2025年に水戸芸術館で開催された「日比野克彦 ひとり橋の上に立ってから、だれかと舟で繰り出すまで」を、八戸市美術館で巡回開催いたします。
日比野克彦は幼い頃、予期せず一人ぼっちになった時、橋の上で初めて「ひとり」を実感したと言います。そして、絵を描くのは「だれかと」会いたい、コミュニケーションしたいからだと語ります。本展は「ひとり」から「だれかと」へ、つながりを求めていく日比野による活動の変遷を生立ちから現在まで辿ります。
1980年代前半、東京藝術大学大学院美術研究科修士課程デザイン専攻に在籍していた日比野は、ダンボールを素材にした作品でイラストレーションの概念を拡張し、立て続けに公募展の大賞を受賞して一躍時代の寵児となりました。しかし、日比野の活動を俯瞰する時、80年代はアーティストとしてのキャリアの一段階にすぎません。90年代には自らと向き合い、形のないものの表現を模索し、2000年代には関係性を探求するアートプロジェクトへと大きく舵を切りました。2010年代以降は美術館の館長、2020年代はさらに大学長という役割を担いながら、美術を福祉、医療などと掛け合わせ、時に行政や企業とも連携して社会に結びつける実践を精力的に行っていきます。本展はそれらすべてをアーティスト日比野による芸術実践と捉える観点から編まれたものです。
本展ではいくつものフィールドを横断しながら縦横無尽に活躍する日比野を、アーティストとして形成された過程を起点に、関わる人びとの視点を通して深掘りし、絵本や漫画を取り入れてエピソードを織り交ぜながら紹介します。手つきや振る舞い、姿勢に着目することで、必ずしも形や物として残らない2000年代以降の活動も含め、日比野の拡張してやまない芸術実践に通底するものを探ります。
◆ 日比野克彦
1958年岐阜市生まれ。東京藝術大学に在学していた80年代前半より作家活動を開始し、社会メディアとアート活動を融合する表現領域の拡大に大きな注目が集まる。その後は、国内外で個展・グループ展、領域を横断する多彩な活動を展開。また地域の場の特性を生かしたワークショップ、アートプロジェクトを継続的に発信。現在、東京藝術大学長、岐阜県美術館館長、熊本市現代美術館館長、日本サッカー協会参与。2017年から現在まで、八戸市美術館の運営検討委員会会長を務める。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2026年4月18日(土)〜2026年9月23日(水・祝) |
|---|---|
| 会場 |
八戸市美術館
|
| 住所 | 青森県八戸市大字番町10-4 |
| 時間 |
10:00〜19:00
|
| 休館日 |
火曜日、5月7日、8月5日、8月12日 ※5月5日、8月4日、8月11日は開館 |
| 観覧料 | 一般 1,000円(800円) 大学・専門学校生 500円(400円) 高校生以下 無料
|
| TEL | 0178-45-8338 |
| URL | https://hachinohe-art-museum.jp/exhibition/6529/ |
八戸市美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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