宇都宮美術館開館20周年記念「ベルギー 奇想の系譜展」

宇都宮美術館

  • 開催期間:2017年3月19日(日)〜2017年5月7日(日)
  • クリップ数:2 件
  • 感想・評価:1 件
宇都宮美術館開館20周年記念「ベルギー 奇想の系譜展」 宇都宮美術館-1
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ヒエロニムス・ボス工房《トゥヌグダルスの幻視》
1490~1500年頃、油彩・板、ラサロ・ガルディアーノ財団
©Fundación Lázaro Galdiano
ヤン・マンデイン《パノラマ風景の中の聖アントニウスの誘惑》
制作年不詳、油彩・板、ド・ヨンケール画廊
フェリシアン・ロップス原画《娼婦政治家》
1896年、多色刷銅版画、フェリシアン・ロップス美術館
フェルナン・クノップフ《仮面》
1897年、彩色写真(撮影:アレクサンドル)、ベルギー王立図書館
レオ・コーペルス《ティンパニー》
2006~10年、ミクストメディア、作家蔵
collection of the artist ©SABAM Leo Copers
photo:mARTine
宇都宮美術館開館20周年記念「ベルギー 奇想の系譜展」 宇都宮美術館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

現在のベルギー・フランドル地方とその周辺地域では、中世末期から発達してきた写実的描写の伝統の上に、幻想絵画(Fantastic Painting)というカテゴリーの絵画が発展してきました。空想でしかありえなかった事物を視覚化した想像画(Imaginary Painting)でもあり、フランドルの画家たちが描いた悪魔や怪物といった異形のものの姿は写実的であっただけに「本物」と感じさせる迫真性に満ちていました。

18世紀にかけて自然科学の発達とともに啓蒙思想がヨーロッパを席巻するなか、不可解なものは解明されてゆき、心の闇には光が当てられるようになります。美術の世界では、理想的な古代風景を合成するものや、実景に架空の要素を加えたカプリッチョ(奇想画)といった風景画が描かれるようになりました。

かつての幻想絵画の伝統が引き継がれるのは、産業革命後の19世紀、近代化・都市化が進み、人間疎外や逃避願望を背景として形成された象徴主義においてでした。フロイトの精神分析に関する知識が広まり、夢や無意識の世界にも価値が見出されるようになり、画家たちは心の中の世界を、あるいは心の闇を、自らの作品として表現し、個性と独自性を追求する取り組みの中で数多くの秀作を生み出しました。描かれた世界は、ある点においては真実であり、その真迫性において画家の力量が問われることとなりました。そして、この地域の絵画芸術の伝統は、今日のアーティストたちにも脈々と受け継がれています。

本展では、ベルギー・フランドル地域において幻想的な世界を作り出した一連の流れを、15、16世紀のフランドル絵画から、現代のコンテンポラリー・アートの作品にいたるまで国内外のコレクションによって紹介します。ヒエロニムス・ボスやブリューゲルにはじまり、象徴主義のフェリシアン・ロップス、フェルナン・クノップフ、ジェームズ・アンソールら、シュルレアリストのルネ・マグリット、ポール・デルヴォーら、そして現代のヤン・ファーブルまで、およそ500年にわたる「奇想」ともいえる系譜をたどります。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2017年3月19日(日)〜2017年5月7日(日)
会場 宇都宮美術館 Google Map
住所 栃木県宇都宮市長岡町1077
時間 9:30〜17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 ※月曜日が祝日の場合は開館、翌日休館。
※祝日の翌日(ただし土曜・日曜・祝日の場合は開館)
観覧料 一般 1000円
大高生 800円
小中生 600円
  • ※20名様以上の団体は2割引きになります。
TEL028-643-0100
URLhttp://u-moa.jp

宇都宮美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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ヒエロニムス・ボス工房《トゥヌグダルスの幻視》
1490~1500年頃、油彩・板、ラサロ・ガルディアーノ財団
©Fundación Lázaro Galdiano

ヤン・マンデイン《パノラマ風景の中の聖アントニウスの誘惑》
制作年不詳、油彩・板、ド・ヨンケール画廊

フェリシアン・ロップス原画《娼婦政治家》
1896年、多色刷銅版画、フェリシアン・ロップス美術館

フェルナン・クノップフ《仮面》
1897年、彩色写真(撮影:アレクサンドル)、ベルギー王立図書館

レオ・コーペルス《ティンパニー》
2006~10年、ミクストメディア、作家蔵
collection of the artist ©SABAM Leo Copers
photo:mARTine