この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
酒井一吉(さかいかずよし)は、祖父母が被爆者であるという出自から「ナガサキ/NAGASAKI」を見つめ、これまでに、被爆で倒壊した教会を題材とした「浦上天主堂再現プロジェクト」や《平和祈念像》に扮したパフォーマンスなどを通して、「ナガサキ」への問いを投げかけてきました。本展で酒井が発表する作品は、長崎市の《平和祈念像》に見られる「手」の造形を起点としながら、「語り」をめぐる制度や身体性について光を当てるものです。彫刻が「手」で語るものは何か。また聴覚や視覚に障害をもつ人の被爆体験について、手話の「手」、点字という「手で認識する言語」をモチーフに、“語るべき人の語られなかった証言”についても取り上げます。
戦後80年、戦争体験者による直接の「語り」が不可能になりつつある現実を前に、しばしば未来への継承が議論に上っています。語る主体の不在を危ぶむ声は小さくありませんが、酒井の「語り」に対するまなざしは、静かな彫刻の「手」、制度の中にある「語り」の在り様をとらえ、さらには多くの必然の「沈黙」があることを浮き彫りにするでしょう。幽語(ゆうご)―幽かに語る・語られる声―。その声を、私たちは聞き取ることができるのでしょうか。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2025年8月1日(金)〜2025年10月19日(日) |
|---|---|
| 会場 |
熊本市現代美術館
|
| 展示室 | ギャラリーIII |
| 住所 | 熊本県熊本市中央区上通町2-3 びぷれす熊日会館3階 |
| 時間 |
10:00〜20:00
|
| 休館日 |
火曜日 ※9月23日(火・祝)は開館し、翌 9月24日(水)は休館 |
| 観覧料 | 無料 |
| TEL | 096-278-7500 |
| URL | https://www.camk.jp/ |
熊本市現代美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
《After the Image, Before the Word-Memorial statue》(部分)2025年
《Sisters#2》2025年
《Re: Silence》2025年
《影 空洞と重なり》(部分)2023年
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