この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
令和6年1月1日に発生した能登半島地震は、石川県を中心とする北陸地方に甚大な被害を及ぼしました。約2年が過ぎた今もなお、復興は道半ばの状況となっています。本展は、被災地の一日も早い復興を祈念し開催する展覧会で、工芸と天気の関わりをテーマに、人間国宝17名を含む石川県ゆかりの作家を中心とした工芸作品を紹介します。
日本海に面し、豊かな山々を有する北陸地方。海から吹いてきた風は山を越え、やがて街や里山に湿潤な気候を運んできます。こうした気候は、四季を通して人々の暮らしと関わりながら、北陸地方の工芸に恵みをもたらしてきました。たとえば、空気中の湿度を取り込むことで固まる漆にとって、潤いを含んだ空気は好条件です。また、冬の深雪は、山の土壌や岩盤に染み込んでやがて河川の水となり、かつては加賀友禅の一工程であった「友禅流し」を支えてきました。
天気は一日として同じものはなく、刻一刻と変化します。天気の変わりやすい北陸地方では、雲や風の変化に敏感になり、空を見上げる機会も多いのではないでしょうか。一方、長く厳しい冬を過ごす人々だからこそ、春の訪れにひとしおの喜びを感じることもあります。この地に生きる作家のまなざしを通して工芸と天気を見つめ直すと、新たな発見があるかもしれません。
工芸の作家たちがとらえた移ろいゆく空もよう、春の息吹を感じさせる作品を通して、北陸の天気のもとで育まれた表現をお楽しみください。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 |
2025年12月9日(火)〜2026年3月1日(日)
|
|---|---|
| 会場 |
国立工芸館
|
| 住所 | 石川県金沢市出羽町3-2 |
| 時間 |
9:30〜17:30
(最終入場時間 17:00)
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| 休館日 |
月曜日、年末年始(12月28日~1月1日)、1月13日(火)、2月24日(火) ※ただし1月12日、2月23日は開館 |
| 観覧料 | 一般 1,200円(1,100円) 大学生 700円(600円) 高校生 500円(400円)
|
| TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
| URL | https://www.momat.go.jp/craft-museum |
国立工芸館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
番浦省吾《双象》1972年 国立工芸館蔵
三代德田八十吉《燿彩鉢 創生》1991年 国立工芸館蔵
吉田幸央《金襴手彩色皿》2010年 国立工芸館蔵 撮影:品野塁
松田権六《蒔絵鷺文飾箱》1961年 国立工芸館蔵
角偉三郎《練金文合鹿椀》1992年 国立工芸館蔵
木村雨山《一越縮緬地花鳥文訪問着》1934年 国立工芸館蔵 撮影:米田太三郎 [前期展示]
板谷波山《氷華彩磁唐花文花瓶》1929年 国立工芸館蔵 撮影:エス・アンド・ティ フォト
澤谷由子《露絲紡》2022年 国立工芸館蔵 撮影:エス・アンド・ティ フォト
寺井直次《金胎蒔絵水指 春》1976年 国立工芸館蔵 撮影:エス・アンド・ティ フォト

