この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
難波田龍起(なんばたたつおき 1905-1997)は、戦前から画業を始め、戦後はわが国における抽象絵画のパイオニアとして大きな足跡を残しました。大正末期に詩と哲学に関心をもつ青年として高村光太郎と出会い、その薫陶を受けるなかで画家を志した難波田は、身近な風景やいにしえの時代への憧れを描くことで画業を開始します。
戦後になると抽象へと大きく制作を進め、海外から流入する最新の動向を咀嚼しながらも情報に流されず、特定の運動に属することもなく、独自の道を歩みました。その作品は、わが国における抽象絵画のひとつの到達点として高く評価されています。
東京オペラシティアートギャラリー収蔵品の寄贈者である寺田小太郎氏が本格的な蒐集活動にのりだし、さらにコレクションを導くコンセプトのひとつである「東洋的抽象」を立てたのも、孤高の画家難波田龍起の作品との出会いがきっかけでした。難波田が東京オペラシティ アートギャラリーの所蔵する寺田コレクションの中心作家となっていることは言うまでもありません。
本展は難波田龍起の生誕120年を機に、東京オペラシティ アートギャラリーの収蔵品はもとより、国内の美術館の所蔵品、また個人蔵の作品などもまじえ、難波田の画業の全貌を四半世紀ぶりに紹介し、今日的な視点から検証するものです。
◆ 同時開催
収蔵品展084 昼と夜
本展では、昼と夜の表現に着目し寺田コレクションを紹介します。風景を描く中で、時間や光の移ろいは常に重要なテーマです。同時に、見慣れたはずの風景が昼と夜でがらりと表情を変えることがあるように、昼と夜の二面性には、光と闇、日常と幻想、生と死など様々な意味を読み取ることができます。
project N 99 大久保紗也
縦横無尽に走る線は即興で描かれたものではありません。アクリル絵具の下地を塗ったキャンバスに、ドローイングで描いた線の通りにマスキングテープを貼った後、油絵具で塗りつぶします。テープを剥がすことで現れる線は、図であり地でもあります。ドローイングのモチーフはもっぱら他者の人体。上の層の油絵具と渾然となって、崩壊と創造を感じさせます。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2025年7月11日(金)〜2025年10月2日(木) |
|---|---|
| 会場 |
東京オペラシティ アートギャラリー
|
| 住所 | 東京都新宿区西新宿3-20-2 |
| 時間 |
11:00〜19:00
(最終入場時間 18:30)
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| 休館日 |
月曜日、月曜祝日の翌火曜日(7月22日、8月12日、9月16日は休館)、8月3日(日・全館休館日) ただし7月21日、8月11日、9月15日は開館 |
| 観覧料 | 一般 1,600円(1,400円) 大・高生 1,000円(800円) 中学生以下 無料
|
| TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
| URL | https://www.operacity.jp/ag/ |
東京オペラシティ アートギャラリーの情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
《たたかいの日々》1963 世田谷美術館
《原初的風景A》1987 東京国立近代美術館 撮影:大谷一郎
《群像》1970 東京オペラシティアートギャラリー 撮影:斉藤新
《色彩によるデッサン》1951 東京オペラシティアートギャラリー 撮影:斉藤新
《ヴィナスと少年》 1936 板橋区立美術館
《街》1951 世田谷美術館
《昇天》1976 東京国立近代美術館 大谷一郎