この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
ときに鏡にたとえられる版画は、作者の夢想と見る者の願望を如実に写しだします。版面/紙面の不可思議なモチーフや奇妙なフォルムは想像力を否応なく刺激し、見慣れた現実をも幻想の世界に変容させる版画家たちの精神と手業は既成の概念を揺り動かし、私たちを別の世界へといざなうかのようです。
独自の世界をさまよう〈フラヌール(遊歩者)〉ともいうべき版画家たちの作品は、過去や私たちの内に眠る原初的な記憶を呼び起こしながら現実世界の可能性、すなわち未来の姿をも浮かび上がらせる力を内奥に秘めているといえるのです。
本展では企画協力に美術評論家の相馬俊樹氏をむかえ、幻想の力によって〈アナムネシス(記憶回復)〉を喚起する作品を、町田市立国際版画美術館の収蔵品から150点ほど紹介します。版画/鏡を覗きこみながら作品のあいだを遊歩するうちにおのずと取り込まれる世界は、「夢幻」と「現実」、「作品」と「私たち」、そして「芸術のための芸術」と「生のための芸術」などの境界がとけあう場となることでしょう。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 | 2024年6月1日(土)〜2024年9月1日(日) |
|---|---|
| 会場 |
町田市立国際版画美術館
|
| 住所 | 東京都町田市原町田4-28-1 |
| 時間 |
10:00〜17:00
(最終入場時間 16:30)
|
| 休館日 |
月曜日、7月16日(火)、8月13日(火) ※ただし7月15日(月・祝)、8月12日(月・振休)は開館 |
| 観覧料 | 一般 800円(600円) 大・高生 400円(300円)
|
| TEL | 042-726-2771 |
| URL | https://hanga-museum.jp/ |
町田市立国際版画美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS
あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する
より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する
周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都町田市で開催中の展覧会
出展作品・関連画像IMAGES
清原啓子《孤島》1987年、エッチング、町田市立国際版画美術館蔵
加藤清美《悲しみの島V》1997年、エッチング、アクアチント、町田市立国際版画美術館蔵
坂東壯一《四季・夏》1980年、エッチング、アクアチント、町田市立国際版画美術館蔵
多賀新《三界》1977年、エッチング、アクアチント、町田市立国際版画美術館蔵
菊池伶司《Observer 2》1968年、エッチング、リトグラフ、アクアチント、ドライポイント、町田市立国際版画美術館蔵
柄澤齊《肖像IV アルチュール・ランボー》1982年、木口木版、町田市立国際版画美術館蔵
門坂流《縄文杉》2009年、エングレーヴィング、町田市立国際版画美術館蔵
小林ドンゲ《雨月物語より 浅茅が宿 その1》1963年、エングレーヴィング、アクアチント、町田市立国際版画美術館蔵
多賀新《三界》1977年 ほか(本展イメージビジュアル)