この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
戦後まもない時期、海外の抽象画と日本の前衛書は、国境やジャンルをこえて、同時代性を示していました。森田子龍が編集を行っていた『墨美』(1951年6月創刊)では、1950年代、欧米の抽象絵画を次々と紹介しています。ピエール・スーラージュとの関係も、『墨美』をきっかけに始まりました。『墨美』26号(1953年8月)には、本人から提供された作品写真10枚が掲載されています。
「スーラージュは『墨美』が非常に好きでよく見てくれているそうですが、
そんなことから今度アルコプレー※を通じて送ってくれたのです」
(「書と抽象絵画・座談会」『墨美』26号より)
※ドイツ系アメリカ人の画家
モノクロームの作品を描く画家たちを、森田は「白黒の仲間」と呼び、そのような仲間ができることは喜びであり、励みになったと述べています。1958年、初めて来日したスーラージュは、森田らと直接、意見を交わしました。1963年には、ヨーロッパを歴訪した森田が、パリでスーラージュ夫妻と再会しています。
戦後の抽象絵画を代表する画家のひとりである、「黒の画家」ピエール・スーラージュと、1952年に4名の同志とともに「墨人会」を結成し、新しい書のあり方を追い求めた森田子龍。二人は交流を通じ、互いの表現の共通点と相違点について考えを深めました。
開催概要EVENT DETAILS
会期 | 2024年3月16日(土)〜2024年5月19日(日) |
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会場 | 兵庫県立美術館 Google Map |
展示室 | 企画展示室 |
住所 | 兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通1-1-1 (HAT神戸内) |
時間 |
10:00〜18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日、4月30日(火)、5月7日(火) ※ただし4月29日(月・祝)、5月6日(月・振休)は開館 |
観覧料 | ・一般 当日券 1,600円 団体料金/前売券(3/15まで) 1,400円 ・大学生 当日券 1,000円 団体料金/前売券(3/15まで) 800円 ・高校生以下 無料 ・70歳以上 当日券 800円 団体料金 700円 ・障害者手帳等をお持ちの方(一般) 当日券 400円 団体料金 350円 ・障害者手帳等をお持ちの方(大学生) 当日券 250円 団体料金 200円
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TEL | 078-262-1011 |
URL | https://www.artm.pref.hyogo.jp |
兵庫県立美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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