よめないけど、いいね!
―根津美術館の書の名品―

根津美術館

  • 開催期間:2022年7月16日(土)〜2022年8月21日(日)
  • クリップ数:14 件
  • 感想・評価:2 件
よめないけど、いいね!  ―根津美術館の書の名品― 根津美術館-1
よめないけど、いいね!  ―根津美術館の書の名品― 根津美術館-2
よめないけど、いいね!  ―根津美術館の書の名品― 根津美術館-3
石山切 藤原定信筆 日本・平安時代 12世紀 根津美術館蔵 小林中氏寄贈
大聖武 伝 聖武天皇筆 日本・奈良時代 8世紀 根津美術館蔵
難波切 伝 源順筆 日本・平安時代 11世紀 根津美術館蔵 植村和堂氏寄贈
よめないけど、いいね!  ―根津美術館の書の名品― 根津美術館-1
よめないけど、いいね!  ―根津美術館の書の名品― 根津美術館-1
よめないけど、いいね!  ―根津美術館の書の名品― 根津美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

書の名品といわれても昔の人の字は読めないから苦手だ、何が書いてあるのかわからないからつまらないなどと、書をテーマとする展覧会が敬遠されがちなのは事実です。「日本の文字だから、読めなければいけないのに自分は読めない」という後ろめたさがあるからでしょうか。もちろん、書かれた内容を正しく理解するには読むことが必須ですが、それはひとまず活字本にゆずりましょう。

たとえ読めなくても、一文字ひともじの形の美しさや、つづけ文字の線が奏でるリズム、また、紙の装飾と書かれた文字とのハーモニーなど、肉筆の書そのものの魅力に触れることは可能なのです。昔のひとであっても、皆がすらすら読めたわけではありません。たとえば、近世初期の茶の湯の世界では、高僧の希少な墨蹟を尊重する一方で、茶室の床の寸法に合わせてそれを切断してしまうということさえ行われていたのですから。

根津美術館所蔵の書の名品を軸に構成した今回の展覧会は、先人たちによって時代を超えて伝えられてきた書の見どころをわかりやすく紹介することを目指しました。「よめないけど、いいね!」と実感していただけたなら、そしてその体験が、書の作品をさらに深く鑑賞するためのひとつのきっかけとなったら、これにすぎる喜びはありません。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年7月16日(土)〜2022年8月21日(日)
会場 根津美術館 Google Map
住所 東京都港区南青山6-5-1
時間 10:00〜17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
7月19日(火)
※ただし、7月18日(月・祝)は開館
観覧料 オンライン日時指定予約
一般 1,300円(1,100円)
学生 1,000円(800円)
  • ※( )内は障害者手帳提示者及び同伴者1名の料金
    ※中学生以下は無料
    ※オンライン日時指定予約の定員に空きがある場合のみ、当日券(一般1,400円)を美術館受付で販売
    ※2022年7月12日(火)より根津美術館公式サイトで予約受付
TEL03-3400-2536
URLhttps://www.nezu-muse.or.jp/

根津美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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石山切 藤原定信筆 日本・平安時代 12世紀 根津美術館蔵 小林中氏寄贈

大聖武 伝 聖武天皇筆 日本・奈良時代 8世紀 根津美術館蔵

難波切 伝 源順筆 日本・平安時代 11世紀 根津美術館蔵 植村和堂氏寄贈