国立新美術館開館15周年記念
李禹煥

国立新美術館

  • 開催期間:2022年8月10日(水)〜2022年11月7日(月)
  • クリップ数:66 件
  • 感想・評価:8 件
国立新美術館開館15周年記念 李禹煥 国立新美術館-1
国立新美術館開館15周年記念 李禹煥 国立新美術館-2
国立新美術館開館15周年記念 李禹煥 国立新美術館-3
国立新美術館開館15周年記念 李禹煥 国立新美術館-4
国立新美術館開館15周年記念 李禹煥 国立新美術館-5
国立新美術館開館15周年記念 李禹煥 国立新美術館-6
国立新美術館開館15周年記念 李禹煥 国立新美術館-7
国立新美術館開館15周年記念 李禹煥 国立新美術館-8
国立新美術館開館15周年記念 李禹煥 国立新美術館-9
李禹煥、鎌倉にて、2022年 Photo© Lee Ufan, photo: Shu Nakagawa
《関係項―棲処(B)》 2017年 石 作家蔵 展示風景:「ル・コルビュジエの中の李禹煥 記憶の彼方に」展、ラ・トゥーレット修道院、エヴー、フランス、2017年
©Foundation Le Corbusier, photo: Jean-Philippe Simard
《関係項》1968/2019年 石、鉄、ガラス 石:約80×60×80cm、鉄:240×200×1.6cm、ガラス:240×200×1.5cm 森美術館、東京
Photo: Kei Miyajima
《関係項ー鏡の道》2021年 石、ステンレス 作家蔵 展示風景:「李禹煥レクイエム」展、アリスカン、アルル、フランス、 2021年
©Claire Dorn, Courtesy Lee Ufan and Lisson Gallery
《点より》1975年 顔料、膠/カンヴァス 162×292cm 国立国際美術館
《点より》1977年 岩絵具、膠/カンヴァス 182×227cm 東京国立近代美術館
《線より》1977年 岩絵具、膠/カンヴァス 182×227cm 東京国立近代美術館
《風と共に》1990年 油彩/カンヴァス 291×218cm 東京国立近代美術館
李禹煥、フランス、アルル、アリスカンにて、2021年 © StudioLeeUfan, photo: Claire Dorn
国立新美術館開館15周年記念 李禹煥 国立新美術館-1
国立新美術館開館15周年記念 李禹煥 国立新美術館-1
国立新美術館開館15周年記念 李禹煥 国立新美術館-1
国立新美術館開館15周年記念 李禹煥 国立新美術館-1
国立新美術館開館15周年記念 李禹煥 国立新美術館-1
国立新美術館開館15周年記念 李禹煥 国立新美術館-1
国立新美術館開館15周年記念 李禹煥 国立新美術館-1
国立新美術館開館15周年記念 李禹煥 国立新美術館-1
国立新美術館開館15周年記念 李禹煥 国立新美術館-1

この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

国立新美術館では開館15周年を記念して、国際的にも大きな注目を集めてきた「もの派」を代表する美術家、李禹煥(リ・ウファン、1936年生)の東京では初めてとなる大規模な回顧展を開催します。

東洋と西洋のさまざまな思想や文学を貪欲に吸収した李は、1960年代から現代美術に関心を深め、60年代後半に入って本格的に制作を開始しました。視覚の不確かさを乗り越えようとした李は、自然や人工の素材を節制の姿勢で組み合わせ提示する「もの派」と呼ばれる動向を牽引しました。また、すべては相互関係のもとにあるという世界観を、視覚芸術だけでなく、著述においても展開しました。

李の作品は、芸術をイメージや主題、意味の世界から解放し、ものともの、ものと人との関係を問いかけます。それは、世界のすべてが共時的に存在し、相互に関連しあっていることの証なのです。奇しくも私たちは、新型コロナウィルスの脅威に晒され、人間中心主義の世界観に変更を迫られています。李の思想と実践は、未曾有の危機を脱するための啓示に満ちた導きでもあります。

本展では、「もの派」にいたる前の視覚の問題を問う初期作品から、彫刻の概念を変えた<関係項>シリーズ、そして、静謐なリズムを奏でる精神性の高い絵画など、代表作が一堂に会します。また、李の創造の軌跡をたどる過去の作品とともに、新たな境地を示す新作も出品される予定です。

◆ 李禹煥(リ・ウファン)
1936年、韓国慶尚南道に生まれる。ソウル大学校美術大学入学後の1956年に来日し、その後、日本大学文学部で哲学を学ぶ。1960年代末から始まった戦後日本美術におけるもっとも重要な動向の一つ、「もの派」を牽引した作家として広く知られている。1969年には論考「事物から存在へ」が美術出版社芸術評論に入選、1971年刊行の『出会いを求めて』は「もの派」の理論を支える重要文献となった。『余白の芸術』(2000年)は、英語、フランス語、韓国語等に翻訳されている。50年以上に渡り国内外で作品を発表し続けてきた李は、近年ではグッゲンハイム美術館(ニューヨーク、アメリカ合衆国、2011 年)、ヴェルサイユ宮殿(ヴェルサイユ、フランス、2014年)、ポンピド ゥー・センター・メッス(メッス、フランス、2019 年)で個展を開催するなど、ますます活躍の場を広げている。国内では、2010年に香川県直島町に安藤忠雄設計の李禹煥美術館が開館している。本展は、「李禹煥 余白の芸術展」(横浜美術館、2005年)以来の大規模な個展となる。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2022年8月10日(水)〜2022年11月7日(月)
会場 国立新美術館 Google Map
展示室企画展示室1E
住所 東京都港区六本木7-22-2
時間 10:00〜18:00
  • ※毎週金・土曜日は20:00まで
    ※入場は閉館の30分前まで
休館日 火曜日 
観覧料 一般 1,700円
大学生 1,200円
高校生 800円
  • ※中学生以下は入場無料
    ※障害者手帳を持参の方(付添の方1名を含む)は入場無料
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLhttps://leeufan.exhibit.jp/

国立新美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

国立新美術館 国立新美術館

感想・評価 | 鑑賞レポートREVIEWS

あなたも感想・評価を投稿してみませんか?
感想・評価を投稿する

より詳しい鑑賞レポート 《600文字以上》のご投稿はこちらから。
ページ枠でご紹介となります。
鑑賞レポート《600文字以上》を投稿する

周辺で開催中の展覧会も探してみて下さい。
東京都港区で開催中の展覧会

出展作品・関連画像IMAGES

李禹煥、鎌倉にて、2022年 Photo© Lee Ufan, photo: Shu Nakagawa

《関係項―棲処(B)》 2017年 石 作家蔵 展示風景:「ル・コルビュジエの中の李禹煥 記憶の彼方に」展、ラ・トゥーレット修道院、エヴー、フランス、2017年
©Foundation Le Corbusier, photo: Jean-Philippe Simard

《関係項》1968/2019年 石、鉄、ガラス 石:約80×60×80cm、鉄:240×200×1.6cm、ガラス:240×200×1.5cm 森美術館、東京
Photo: Kei Miyajima

《関係項ー鏡の道》2021年 石、ステンレス 作家蔵 展示風景:「李禹煥レクイエム」展、アリスカン、アルル、フランス、 2021年
©Claire Dorn, Courtesy Lee Ufan and Lisson Gallery

《点より》1975年 顔料、膠/カンヴァス 162×292cm 国立国際美術館

《点より》1977年 岩絵具、膠/カンヴァス 182×227cm 東京国立近代美術館

《線より》1977年 岩絵具、膠/カンヴァス 182×227cm 東京国立近代美術館

《風と共に》1990年 油彩/カンヴァス 291×218cm 東京国立近代美術館

李禹煥、フランス、アルル、アリスカンにて、2021年 © StudioLeeUfan, photo: Claire Dorn