この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
江戸時代は多くの地震に見舞われたことが知られています。とくに幕末には大きな地震が相次いで発生しています。弘化4(1847)年の善光寺地震は江戸の人々にも大きな関心をもって受け止められました。
嘉永7(1854)年には安政東海地震、安政南海地震と巨大地震が連続し、翌安政2年10月2日(1855年11月11日)に起きた安政江戸地震は江戸の町に甚大な被害をもたらしました。その直後から、被災状況を伝える瓦版などさまざまな刷物が売り出されました。なかでも、地震の元凶とされた地中の大鯰をモティーフとし、今日「鯰絵」と呼ばれる版画は、さまざまな主題と趣向を取り入れ、同年12月に当局から禁止されるまでの間、200種を越えるものが発行されたといわれています。
鯰絵には地震に対する怖れや震災後の世相に対する風刺、あるいは世直しへの願望など、民衆のさまざまな思いが投影されています。本展は、初公開の黄雀文庫所蔵の鯰絵コレクション約200点を通して、未曽有の災害に遭いながらも、諧謔の精神でたくましく乗り越えようとした江戸の民衆の豊かな想像力の一端に触れようとする企画です。
◆ 「黄雀文庫」とは
浮世絵研究者で収集家としても知られる佐藤光信氏(平木浮世絵財団理事長)の個人コレクション。錦絵や絵本など江戸時代の浮世絵を中心とした多彩な内容を誇る。特に約200点におよぶ鯰絵は、質・量共に国内最大級のものである。これまで黄雀文庫の鯰絵は国内最大級のものとして、一部の研究者に注目されてきていたが、まとまって展示する機会に恵まれなかった。その全貌を世に広め、今後の鯰絵研究に資することを希望する佐藤氏の強い意向を受け、今回の展示が実現した。
開催概要EVENT DETAILS
| 会期 |
2021年7月13日(火)〜2021年9月5日(日)
|
|---|---|
| 会場 |
国立歴史民俗博物館
|
| 展示室 | 企画展示室A |
| 住所 | 千葉県佐倉市城内町117 |
| 時間 |
9:30〜17:00
(最終入場時間 16:30)
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| 休館日 |
月曜日 ※ただし8月9日(月・休)は開館 |
| 観覧料 | 一般 600円 大学生 250円
|
| TEL | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
| URL | https://www.rekihaku.ac.jp |
国立歴史民俗博物館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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出展作品・関連画像IMAGES
鯰退治 安政 2(1855)年 黄雀文庫蔵
傾城あだなの焚 安政2(1855)年 黄雀文庫蔵
冬の宿嘉例のすゝはき 安政 2(1855)年 黄雀文庫蔵
鹿島神と要石 安政 2(1855)年 黄雀文庫蔵
鯰と要石 安政 2(1855)年 黄雀文庫蔵
難義鳥 安政 2(1855)年 黄雀文庫蔵
鯰のけんくわ 安政 2(1855)年 黄雀文庫蔵
鯰に金銀を吐かされる持丸 安政 2(1855)年 黄雀文庫蔵
雨には困ります 野じゆく しばらくのそとね 安政 2(1855)年 黄雀文庫蔵






