この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
力強い筆墨と極彩色で超現実的な世界を描き出した曽我蕭白(1730-81)のあくの強い画面は、グロテスクでありながらおかしみもたたえ、見る人をひきつけて止みません。
本展では、強烈な印象を与える蕭白の醜怪な表現を紹介すると共に、その原点となった桃山時代の絵画、そして江戸時代初期の絵画との関係を掘り下げることで、蕭白がいかにして型を破り、奇矯な画風を打ち立てたのかを明らかにし、また晩年の作品への変化を通して画業の到達点を見定めます。
1. アメリカ・ヨーロッパを中心とした 1960-70 年代の国際的な美術動向を概観します。
フィッシャー・ギャラリーでは、ドイツ国内にとどまらずヨーロッパ諸国やアメリカの作家を積極的に紹介しました。本展は、日本国内の展覧会では取り上げられる機会の少ない、1960-70 年代の国際的な美術動向を概観する貴重な機会となります。
2. 豊富な資料類によって、作品の制作プロセスや発表当時の様子を明らかにします。
フィッシャー夫妻と作家のあいだでやり取りされた書簡や制作指示書などを通じて、作品がどのようなプロセスで制作されていたかを明らかにします。また作品が発表当時フィッシャー・ギャラリーでどのように展示されていたかについても、豊富な写真資料によって紹介します。
3. 現代美術の源流となる価値観や考え方に触れる機会となります。
1960-70 年代には、直観的で個性的な表現の偏重からの解放、作品制作を担う唯一の存在としての作家の否定、コンセプトやアクションの重視といった、今日の美術にも通じる新たな価値観や考え方が生まれました。
本展は、現代美術をより深く理解する機会ともなるでしょう。
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2021年10月8日(金)〜2021年11月21日(日)
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会場 | 愛知県美術館 Google Map |
住所 | 愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター10階 |
時間 |
10:00〜18:00
(最終入場時間 17:30)
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休館日 |
月曜日 ・月曜日が祝日にあたる場合はその翌日 ・年末年始(12月28日から1月3日まで)および展示替え等による整理期間 |
観覧料 | 平日限定券: 一般 1,400円(1,300円) 高校・大学生 1,100円(1,000円) 中学生以下 無料 土日祝日券: 一般 1,600円(1,500円) 高校・大学生 1,300円(1,200円) 中学生以下 無料
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TEL | 052-971-5511(代表) |
URL | https://static.chunichi.co.jp/chunichi/pages/event/soga_shohaku/ |
愛知県美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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