この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
第二次世界大戦後の動乱期を経て、現代アートの表現は多様な拡がりを見せました。そのなかでは、男性中心の視点で書かれた歴史や芸術の解釈、あるいは評価についての疑問も生まれました。
欧米を中心としたジェンダー・イクオリティ(男女平等)に関するこれら初期の運動は、今日、グローバルな議論へと発展し、芸術の領域をはるかに越えて拡大しています。
こうした動向を反映し、1950年代後半から70年代にキャリアをスタートしてから現在まで、精力的に活動を続ける女性アーティストたちに、いま大きな注目が集まっています。
彼女たちは美術館や市場の評価に関わらず、ただひたすら独自の創作活動を続けてきました。その表現はモダニズムの発展だけでなく、ときに各地の文化的伝統や社会情勢も反映したきわめて多様なものですが、いずれもアートに向けられた強い意志と決意が通底しています。
本展では、世界各地で活動する70歳代以上の女性アーティスト約15名の多様な実践を紹介します。それはまさしく、彼女たちの芸術と生き方そのものへの称揚ともいえるでしょう。
◆ 出展アーティスト
エテル・アドナン 1925年ベイルート生まれ、パリ在住 / フィリダ・バーロウ 1944年英国、ニューカッスル・アポン・タイン生まれ、ロンドン在住 / アンナ・ボギギアン 1946年カイロ生まれ、同地在住 / ミリアム・カーン 1949年スイス、バーゼル生まれ、ブレガリア在住 / リリ・デュジュリー 1941年ベルギー、ルーセラーレ生まれ、ローフェンデゲム在住 / アンナ・ベラ・ガイゲル 1933年リオデジャネイロ生まれ、同地在住 / ベアトリス・ゴンザレス 1938年コロンビア、ブカラマンガ生まれ、ボゴタ在住 / カルメン・ヘレラ 1915年ハバナ生まれ、ニューヨーク在住 / キム・スンギ 1946年韓国、扶餘(プヨ)生まれ、パリ在住 / スザンヌ・レイシー 1945年カリフォルニア州ワスコ生まれ、ロサンゼルス在住 / 三島喜美代 1932年大阪府生まれ、同地および岐阜県在住 / 宮本和子 1942年東京都生まれ、ニューヨーク在住 / センガ・ネングディ 1943年シカゴ生まれ、デンバー在住 / ヌヌンWS 1948年インドネシア、ラワン生まれ、ジョグジャカルタ在住 / アルピタ・シン 1937年インド、バラナガル生まれ、ニューデリー在住 / ロビン・ホワイト 1946年ニュージーランド、テ・プケ生まれ、マスタートン在住
※姓のアルファベット順
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2021年4月22日(木)〜2022年1月16日(日)
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会場 | 森美術館 Google Map |
住所 | 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F |
時間 |
10:00〜20:00
(最終入場時間 19:30)
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休館日 |
会期中無休 |
観覧料 | 一般 1,800円 学生(高校・大学生)1,200円 子供(4歳~中学生)600円 シニア(65歳以上)1,500円 |
TEL | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
URL | https://www.mori.art.museum/jp/ |
森美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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