この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
「六本木クロッシング」は森美術館が3年に一度、日本の現代アートシーンを総覧する定点観測的な展覧会として2004年以来開催してきたシリーズ展です。
第6回目の開催となる今回は、シリーズ初の試みとして、森美術館の3人のキュレーターのみで共同キュレーションを行い、1970-80年代生まれを中心とした日本人アーティスト約25組を紹介します。
「六本木クロッシング2019展:つないでみる」は、現代の表現を通じて見えてくる「つながり」に注目します。情報通信技術など、さまざまなテクノロジーが加速度的に進化し、私たちの生活が便利になってゆく一方で、それに起因する新たな問題も浮かび上がっています。
価値観の多様性が認められるようになった一方で、オープンであるはずのインターネットが、特にSNSにおいて、意見や認識の同調や共感を助長し、逆説的に閉鎖的なコミュニティを生み出してしまう問題、偏った政治観によって引き起こされる軋轢や拡がり続ける経済格差など、さまざまな「分断」が顕在化しているようです。
こうしたなか、対極のものを接続すること、異質なものを融合すること、本来備わっている繋がりを可視化することなど、アーティストたちは作品を通じてさまざまな「つながり」を提示します。
それらは現代社会に対する批評的な視点や発想の転換でもあり、「分断」と向き合うためのヒントとなるかもしれません。本展で生まれる新たな「つながり」が、日本の「いま」に向き合うことのできる有意義な機会となることを期待します。
◆ 企画
椿 玲子(森美術館キュレーター)
德山拓一(森美術館アソシエイト・キュレーター)
熊倉晴子(森美術館アシスタント・キュレーター)
◆出展アーティスト
アンリアレイジ、青野 文昭、万代 洋輔、土井 樹+小川浩平+池上高志+石黒 浩×ジュスティーヌ・エマール、毒山 凡太朗、榎本 耕一、花岡 伸宏、林 千歩、平川 紀道、ヒスロム、飯川 雄大、今津 景、磯谷 博史、川久保 ジョイ、前田 征紀、前谷 開、目、佐藤 雅晴、杉戸 洋、竹川 宣彰、田村 友一郎、土屋 信子、津田 道子、佃 弘樹、山内 祥太
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2019年2月9日(土)〜2019年5月26日(日)
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会場 | 森美術館 Google Map |
住所 | 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F |
時間 |
10:00〜22:00
(最終入場時間 21:30)
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休館日 |
会期中無休 |
観覧料 | 一般 1,800円 学生(高校・大学生)1,200円 子供(4歳~中学生)600円 シニア(65歳以上)1,500円
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TEL | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
URL | https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/roppongicrossing2019/ |
森美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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