軽井沢安東美術館Musée Ando à Karuizawa

軽井沢安東美術館軽井沢安東美術館

軽井沢安東美術館についてABOUT Musée Ando à Karuizawa

軽井沢安東美術館は、2022年10月8日、長野県北佐久郡軽井沢町に開館する、藤田嗣治の作品だけを常設展示する個人美術館である。

多くの企業再生に携わってきた代表理事の安東泰志と妻・恵夫妻が長年収集し、自邸に大切に飾ってきた藤田の作品は、約180点にのぼり、藤田が生涯描き続けたモティーフの「少女」「猫」「聖母子」の絵画を中心に、初期の貴重な風景画や藤田の代名詞ともいえる乳白色の裸婦、みずから装飾した家具や食器といった手仕事まで、藤田作品のみを所蔵している。

展示のコンセプトには、以下の4つがある。

◆ 渡仏~スタイルの模索から乳白色の下地へ
1913年にフランスに渡った藤田は、さまざまなスタイルを模索しながら、やがてヨーロッパ中を席巻した「素晴らしき乳白色の下地」を完成させる。安東コレクションのなかでもとくに初期の作品を中心に、渡仏後のパリを描いた風景画や、藤田の代名詞とも言える透き通るような「乳白色の下地」による裸婦、晩年につながる宗教や子どもをモティーフとした肖像画など、貴重な作品の数々を展示している。

◆ 旅する画家~中南米、日本、ニューヨーク
1931年、藤田は新しい恋人のマドレーヌを伴い、パリを離れて中南米へと向かう。ヨーロッパ人ともアジア人ともちがう陰影に富んだ風貌と現地の色彩豊かな風俗にすっかり魅せられて、その画面を彩る筆致と色彩は変貌をとげることになった。旅をテーマにした作品とともに、その後日本に帰国して、近づく戦争の足音に呼応するように時代の激流に巻き込まれていく藤田の足跡を紹介している。

◆ ふたたびパリへ~信仰への道
1950年、ニューヨーク経由でフランスに戻った藤田は、懐かしいパリの風景や少女たちの絵を描きはじめる。戦争による挫折を味わい、二度と日本には戻らないと決意した藤田が選んだのは、フランス人レオナール・フジタとして生きる道だった。画題はやがて無垢なる少女から清らかな聖女、あたかもイコンのような聖母子像へと変わっていく。安東コレクションのクライマックスともいえる、荘厳で静謐な宗教画の世界を紹介している。

◆ 少女と猫の世界
安東コレクションのスタートは、安東夫妻が手にした一枚の版画である。そこに描かれた可愛らしい猫に心惹かれて、コレクションの形成が始まった。「少女」と「猫」がずらりと並んだ展示室は「安東邸を再現」を試みたものとなっている。

利用案内INFORMATION

軽井沢安東美術館 公式サイトURL
https://www.musee-ando.com/
所在地
〒389-0104 長野県 北佐久郡軽井沢町軽井沢東43番地10
最寄駅
JR軽井沢駅より徒歩8分
開館時間
10:00〜17:00
定休日
水曜日 
※水曜日が祝日の場合は開館、翌平日が休館となります。
入館料・観覧料
一般 2,200円(2,300円)
高校生以下 1,000円(1,100円)
未就学児 無料
※上記は電子チケットの料金、( )内は当日券(券売機)の料金となります。
※その他各種割引あります。
割引クーポン
特になし
美術館名 よみがな
かるいざわあんどうびじゅつかん

アクセスマップACCESS MAP

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軽井沢安東美術館
〒389-0104 長野県 北佐久郡軽井沢町軽井沢東43番地10

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