愛するひと やなせたかしの世界

北海道立函館美術館

  • 開催期間:2020年6月5日(金)〜2020年6月14日(日)
愛するひと やなせたかしの世界 北海道立函館美術館-1
愛するひと やなせたかしの世界 北海道立函館美術館-2
愛するひと やなせたかしの世界 北海道立函館美術館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

やなせたかし(1919-2013)は、父母の故郷・高知県香美郡香北町(現・香美市香北町)で少年期を過ごしました。東京高等工芸学校(現・千葉大学工学部)に学び、田辺製薬宣伝部に就職しますが、応召して、中国で終戦を迎えます。

復員後、高知新聞社での仕事を経て上京。三越百貨店宣伝部で働くかたわら、小島功を中心とする若手漫画家集団「独立漫画派」に参加。やがて漫画家として独立、詞や絵本、脚本、アニメ映画など、活躍の領域を広げていきます。

山梨シルクセンター(現・サンリオ)社長の辻信太郎と意気投合し、同社から詩集『愛する歌』を刊行。さらに、抒情詩と抒情画を紹介する雑誌『詩とメルヘン』を創刊。商業主義と一線を画す内容が支持され、30年にわたって愛されました。同誌から世に出たイラストレーターのひとりが、函館出身の味戸ケイコ(1943生)です。本展では、『詩とメルヘン』を紹介するコーナーで、味戸ケイコの作品も特集展示します。

1969(昭和44)年、雑誌『PHP』で「アンパンマン」が産声をあげます。月刊絵本『キンダーおはなしえほん』や『詩とメルヘン』とその姉妹誌『いちごえほん』での連載などを経て、絵本「アンパンマン」シリーズは爆発的人気をよび、今なお、子どもたちの人気者として愛され続けています。おなかをすかせた人に、自分の顔をあげるヒーロー像には、財布をなくして困っていたやなせが、友達のお母さんからあんパンをもらったというエピソードや、戦争体験が投影されているようです。

自身を取り巻く世界の中で起こるささやかなできごとに、こころをふるわせ、傷ついてしまう、平凡な人間。そこにそっと寄り添うような、あたたかい愛の言葉やイメージを、やなせたかしは一貫して表現してきました。初期の漫画家としての足跡から、抒情の旗印となった『詩とメルヘン』の表紙原画、自らの詩をしたためた書、絵本、そしてアンパンマンをモティーフとする作品群まで、やなせたかしの世界をご堪能ください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2020年6月5日(金)〜2020年6月14日(日)
  • ※新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、4月25日~5月6日まで臨時休館としていましたが、開幕が更に延期となりました。詳細および今後については公式サイトをご確認ください。
会場 北海道立函館美術館 Google Map
住所 北海道函館市五稜郭町37-6
時間 9:30〜17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
5月7日(木)
観覧料 一般 920円(720円)
高大生 610円(410円)
小中生 300円(200円)
  • ※( )内は前売、リピーター割引、どうなんアートリンク、および10名以上の団体料金
    ※前売券は北海道立函館美術館のみの販売となります(休館日を除く)
    ※「ミュージアム・コレクション春~夏」と同時観覧の場合:一般 1,030円(930円)、高大生 670円(520円)
    ※学校の教育活動(引率者含む)で利用する場合は観覧料免除
    ※函館市電・函館バスの1日乗車券、2日乗車券、五稜郭タワー搭乗券を提示の方は、一般 100円引き、小中高大生は 50円引き
    ※どうなんアートリンク=「アートギャラリー北海道」の道南圏(渡島・檜山管内)の連携施設(有料)の入館券の半券または同連携施設で配布される「『アートギャラリー北海道』道南圏連携施設限定 函館美術館特別展優待割引券」の提示により、特別展のチケット1枚を団体割引(半券または割引券1枚につき、1回限り有効)
    【リピーター割引】
    北海道立函館美術館またはほかの道立美術館で開催された特別展の半券の提示により、特別展のチケット1枚が割引(半券1枚につき、1回限り有効、半券の有効期限は当該半券の展覧会最終日より1年間)
    【親子割引】
    親子等でご観覧の方は各50円引き
TEL0138-56-6311
URLhttps://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/hbj/

北海道立函館美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION

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