没後30年 橋本三郎展/生誕100年 鵜川五郎展

北海道立函館美術館

  • 開催期間:2020年2月8日(土)〜2020年4月5日(日)
  • クリップ数:1 件
没後30年 橋本三郎展/生誕100年 鵜川五郎展 北海道立函館美術館-1
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橋本三郎《白い牡牛》1957(昭和32)年 北海道立函館美術館蔵
橋本三郎《湿地》1941(昭和16)年 北海道立函館美術館蔵
橋本三郎《残照のノートルダム》1978(昭和53)年 北海道立函館美術館蔵
鵜川五郎《うすれ日》1985(昭和60)年 北海道立函館美術館蔵
鵜川五郎《青春の墓標》1979(昭和54)年 北海道立函館美術館蔵
鵜川五郎《山裾の道》1990(平成2)年 北海道立函館美術館蔵
没後30年 橋本三郎展/生誕100年 鵜川五郎展 北海道立函館美術館-1
没後30年 橋本三郎展/生誕100年 鵜川五郎展 北海道立函館美術館-1
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この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION

橋本三郎(1913-1989)は、函館に生まれ育ち、戦前から、中央画壇で活躍。戦後は道南画壇の指導者的役割を果たしました。

鵜川五郎(1919-2008)は、岩手に生まれ、大野町(現・北斗市)に長く住まい、自然と現代社会を鋭いまなざしで描き続けました。

道南ゆかりの二人の画家の秀作を紹介します。

◆ 没後30年 橋本三郎展
橋本三郎(1913~1989)は、函館生まれ。函館商業学校(現・北海道函館商業高等学校)在学中の 1931(昭和6)年、赤光社、次いで北海道美術協会(道展)に入選を果たし、北海道画壇で頭角を現します。1935年には、全国規模の公募展・春陽会展に初入選。翌年、洋画家・青山義雄の知遇を得て、上京。1938年から青山に師事し、青山が会員であった国画会や官展(新文展)などで作品を発表しました。

1945年3月の東京大空襲によりアトリエを失い、函館で終戦を迎えた橋本は、全道美術協会(全道展)の創立や赤光社の再建に加わり、北海道画壇をけん引する作家として活躍していきます。1950年代から60年代にかけては、アンフォルメルをはじめとする同時代の美術の動向に示唆を得て、複雑なマティエール(絵肌)を持つ抽象的表現により、造形的探求を深めていきました。70年代からは函館とパリを往復しながら、街の風景を描きました。

本展では、戦後の道南画壇において指導者的存在の一人であった橋本三郎の画業を、没後30年の節目に、北海道立函館美術館の所蔵27点を通じて紹介します。

◆ 生誕100年 鵜川五郎展
鵜川五郎(1919-2008)は、岩手県の大船渡生まれ。岩手県師範学校(現・岩手大学教育学部)在学中に油彩画に取り組み、卒業後、教鞭をとるかたわら地域の美術団体に参加。全国的な公募展「白日会」展にも入選を果たしますが、1943(昭和18)年、23歳の若さで、当時不治の病と恐れられた結核を発病。闘病の末、1950年に北海道に来たのも、死地を求める思いだったといいます。来道後、病は快方に向かい、大野町(現・北斗市)や七飯町で教鞭をとりながら独立展、全道展、赤光社などを舞台に作品を発表。1972 年に退職してからは画業に専念し画境を深めました。北海道の自然の様相を、緻密な写実により格調高く描く作品群には、自然への敬意がにじみ、現代における人間と自然の関係のありようへの批評的な姿勢も感じられます。

本展は鵜川五郎の生誕100年を記念し、北海道立函館美術館のコレクションによりその画業を回顧するものです。叙事詩的世界を描く壮大なスケールの作品、人の気配がない静謐な自然の情景、そして晩年に取り組んだ「魑魅魍魎」の連作まで、28点の油彩画により、鵜川五郎の世界をご堪能ください。

開催概要EVENT DETAILS

会期 2020年2月8日(土)〜2020年4月5日(日)
会場 北海道立函館美術館 Google Map
住所 北海道函館市五稜郭町37-6
時間 9:30〜17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日 月曜日 
2月25日(火)
※ただし2月24日(祝)は開館
観覧料 一般 510円(410円)
高大生 300円(200円)
  • ※65歳以上、中学生以下 無料
    ※( )内は前売・団体・リピーター料金
    ※障害者手帳をお持ちの方及び付添の方1名、児童・老人福祉施設入所の方及び付添の方1名は無料
TEL0138-56-6311
URLhttps://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/hbj/

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橋本三郎《白い牡牛》1957(昭和32)年 北海道立函館美術館蔵

橋本三郎《湿地》1941(昭和16)年 北海道立函館美術館蔵

橋本三郎《残照のノートルダム》1978(昭和53)年 北海道立函館美術館蔵

鵜川五郎《うすれ日》1985(昭和60)年 北海道立函館美術館蔵

鵜川五郎《青春の墓標》1979(昭和54)年 北海道立函館美術館蔵

鵜川五郎《山裾の道》1990(平成2)年 北海道立函館美術館蔵