この展覧会についてABOUT THIS EXHIBITION
浮世絵師・歌川広重(うたがわひろしげ/1797[寛政9]~1858[安政5])は、1833(天保4)年に《東海道五拾三次之内》(保永堂版東海道五拾三次[ほうえいどうばんとうかいどうごじゅうさんつぎ])の刊行をはじめました。
一説には、1832年の夏、江戸幕府が京都の朝廷に馬を献上する「八朔御馬進献(はっさくのおうましんけん)」の行列を記録する命を受け、その行列にしたがった体験をもとに「保永堂版」を制作したと言われています。
この時代、弥次郎兵衛と喜多八、二人の珍道中を描いた十返舎一九『東海道中膝栗毛』により、庶民の間で空前の旅ブームが起きていました。「保永堂版」の大ヒットにより、人気作家となった広重は、その後も東海道をモティーフにしたシリーズを手がけ、その種類は実に20以上に及ぶとされています。
◆展覧会の見どころ!
「東海道五拾三次」では、各地の名所・名物のほか街並みや景色、人々の姿が生き生きと描き出されています。江戸っ子たちは、広重の作品を眺め、家に居ながらにして東海道の旅を楽しむことができたのです。
本展では、広重が最初に手がけた「保永堂版」と、その15年後に刊行された「丸清版(まるせいばん)」を同時に紹介します。また、各地の様子を写した写真もあわせて展示し、過去と現在の風景を見比べてご覧いただけます。この秋、貴方も函館に居ながらに、江戸・京都間500kmの旅を体験してみませんか?
開催概要EVENT DETAILS
会期 |
2018年10月5日(金)〜2018年11月25日(日)
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会場 | 北海道立函館美術館 Google Map |
住所 | 北海道函館市五稜郭町37-6 |
時間 | 9:30〜17:00 (最終入場時間 16:30) |
休館日 |
月曜日 |
観覧料 | 一般 920円(720円) 高大生610円(410円) 小・中学生300円(200円)
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TEL | 0138-56-6311 |
URL | https://artmuseum.pref.hokkaido.lg.jp/hbj/ |
北海道立函館美術館の情報はこちらMUSEUM INFORMATION
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